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エジソンの残したもの
小学校低学年の頃、親に買ってもらったエジソンの伝記に感銘を受け、何度も何度も読み返したことを最近思い出したので、振り返ってみます。
エジソンと言えば発明王で有名ですね。蓄音機やレコードプレーヤー、電話にトースターや電気機関車、株式相場表示機や電灯照明システム、映画用のカメラなど、そんなものまでエジソンだったのかというくらい数多くのものを発明しています。
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今回フォーカスしたいのは、これらの発明にまつわるエピソードではなく、彼の残した数多くの言葉についてです。
その中から、私が記憶にとどめたいと思ったものをいくつか紹介します。
「失敗したわけではない。それを誤りだと言ってはいけない。勉強したのだと言いたまえ。」
これだけ見ると負け惜しみのようにも見えますが、失敗したと下を向くことなく、常に上を向いていることがうかがえます。
「それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ。」
こちらはよりはっきりと“失敗は成功の基”と言っています。
「作ったものが計画通りに機能しないからといって、それが無駄とは限らない。」
「作り上げたものがうまく機能しなくても、それを無駄な物だと決めつけてはいけない。それは次の一手になる。」
この“それは次の一手となる”こそが彼の神髄だと思います。ただ落ち込まずに前向きなだけでなく、次の一手に利用する、そこまでやって初めて失敗が生きてくるのです。また、そこまでやらないとだめなのです。
「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」
「人生に失敗した人の多くは、諦めたときに自分がどれほど成功に近づいていたか気づかなかった人たちだ。」
「他の発明家の弱点は、ほんの一つか二つの実験でやめてしまうことだ。わたしは自分が求めるものを手に入れるまで決してあきらめない。」
“もう一回だけ”を繰り返してダメだったのに、さらにもう一回やるには、相当強い信念が必要ですが、この時、あともう少しのところまで来ているのが分かれば、あきらめることも無くなるでしょう。気持ちの持ち方ひとつで変わるものですね。
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。」
「もちろん、生まれつきの能力の問題もまったく無視はできない。それでもやはり、これはおまけみたいなものだ。絶え間なく、粘り強く努力する。これこそ何よりも重要な資質であり、成功の要といえる。」
彼は自分のことを天才だと思っていないようです。自分が学歴もない凡人だからこそ、人一倍努力しなければいけないと思っているのです。才能にあぐらをかいていてはダメなのですね。
「絶えず変化を求める気持ちと不満こそが、進歩するために最初に必要となるものである。」
「あなたが普段行っている方法よりも、もっとよい方法がかならず存在している。それを見つけなさい。」
「より良い方法は、常に存在している。」
「慣性は、創造性を殺してしまう。」
「常により良くあれ」でも書いたように、現状に満足せずに、常により良い方法を模索することがどれほど大事かということです。これは年齢や性別には全く関係ないのです。
「ここにコップが一つあって、もう一つコップがあって、その中の水をもう一つ別のコップに一緒に入れたら、一つになるじゃないですか。1足す1は、1かもしれない。」
授業で生徒にこれを言われた教師はたまりませんね。「君の頭は腐っている」と退学させられたそうです。思わず笑ってしまいますね。
「人から批判されることを恐れてはならない。それは成長の肥やしとなる。」
それでも、この精神でへこたれるどころか自分の研究の時間が増えたと喜んだんでしょう。
「待っている間もがんばる人にすべてのものはやってくる。」
「仕事を楽にする9つの方法」でも書きましたが、時間は決して無駄にしてはいけません。
「今取り組んでいることに関心を持ち、全力を傾けてそのことだけを考える。時計を気にせず、ひたすら続け、休みたくなったら必要なだけ休む。休んだあとは、また同じ集中力で作業に取り組む。熱心に働くことの価値と満足感を知っている人に世間は高い評価を下すものだ。」
きっと彼はもっと時間が欲しいと思ったことでしょう。
「理論に自信があれば、2つのものをつなげたら何が起こるか、理論で結果を想定するだけで、何もしなかっただろう。だが幸か不幸か、私は何の学歴もない。だから、何でもやってみなければ分からないではないか。それで私は何でもつなげてみた。そうしたら、信じられない面白いことがいっぱい起きた。それが私の発明の秘訣だ。」
「問題は君の考え方の方にあるんだよ。自然界の秘密を解き明かすのに、人間の理性に頼っていては駄目だよ。 大事なことは、君の頭の中に巣くっている常識という理性を綺麗さっぱり捨てることだ。もっともらしい考えの中に新しい問題の解決の糸口はない。」
固定概念や先入観にとらわれた物の見方や考え方をしていては、なにも生み出すことはできず、ただじり貧になるだけなのです。
「あらゆるものには輝くダイヤが隠されている。磨けば光る。」
「長所と短所について」でも書いたように、誰もがダイヤを持っているということです。 これは、人を見る時、育てるときに、特に心がけなければいけないことだと思います。その人のダイヤの長所を見つけ出して磨くことで、どんどん光っていくのです。
「私は耳が悪かった。だから、蓄音機を発明できたのです。」
弱点や逆境を跳ね飛ばすどころか、さらにバネにしているところがすごいと感心させられます。
「機械は生活を便利にした、将来はもっと便利になるだろう。しかし、用心しなくては人間が機械に使われるようになってしまう。」
近未来に起こりうる予言ですね。怖い怖い。
「頭に閃いたことを、絵でも文字でもメモに書きこんでおくのです。」
「アイデアを出すコツ」でも書いたように、ひらめきは、消えてしまう前にメモに書き留めておくことがとても大事です。人は誰でも直観が働く時があるのですから、チャンスを逃さずに活かさないともったいないです。
こうしてみていくと、かなりエジソンに影響を受けていたことがわかります。
まだまだたくさんありますが、読めば読むほど偉大な人だったと痛感しますね。
「次の新しい世界を発見する扉であるなら、困ることはありません。」
「絶え間なく、粘り強く努力することが成功の要といえる。」
新しい世界を見るまで努力をやめてはいけません。これは自分に言い聞かせておきましょう。
お読みいただきありがとうございました。
良ければスキ・フォローをお願いします。これからもいい記事を書くよう努めますので、どうぞよろしくお願い致します。
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