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先を読んで楽に乗り切ろう
最近、政治や経済、科学技術の進歩とか、時代の移り変わりのスピードは目覚ましいものがありますね。
社会全体が大きく変化しているということです。
この変化を素早く察知しうまく対応することや、起こりそうなリスクを予測して事前に対策を講じておくことなどが、より一層求められるようになってきています。
又、逆にこれらの変化をチャンスとしてとらえれば、成長のきっかけをつかむことも出来ます。
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ですから、この「先を読むということ」は、年々重要性を増してきており、これからもこの傾向は続いていくと思います。
私は以前の記事「仕事を楽にする9つの方法」の一つにも“先を読め”ということを挙げました
“先を読む”と言えば、「未来を予測するなんて」と、大げさに聞こえるかもしれませんが、予言者のような単なる“未来予知”とは違います。
今の状況と過去に起こったことを照らし合わせることで、これから起こりそうなことを予測して備えたり、有利になるような行動を取ったりできるようになります。
「幸運は引き寄せられるのか」でも、“目標の先を考える”ことで、目標をより近いものへと変えることができ、そのことが幸運を引き寄せる一つの方法だということを書きました。
では、“先を読む”ためにすべきことは何でしょう。そして“先を読んで”どうすればいいのでしょう。いくつか挙げてみましょう。
<➀ 状況把握>
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まず、先ほども述べましたが、今の状況を客観的に、しかも的確に把握することです。
これは、身の回りのことに限らず、世の中すべての情報を、芸能面などの好きなジャンルに留まらず、幅広く集めることが大切です。
「どこにヒントが隠されているか」、「何と何がつながっているのか」、よく見ないとわからないからです。
情報量の多い方がより役立ちます。
<② 疑問を持つ>
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それらのことが、「なぜそんなことをするのか?」、「どうしてそんなことを言うのか?」、「なぜそうなるのか?」と、立ち止まって考えてみることです。
レストランで店員が、不愛想にお水をドンと置いたのを見て不快に思ったら、「なぜ彼女はそんなことをしたんだろう?」と、彼女の立場になって考えてみることです。
よく家内に「あなたはどっちの味方なの!」と怒られます。
分析しているだけなのに。
その人の考え方を推察し、状況を把握し、原因を突き止めるようにするのです。
<③ 経験に照らす>
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それには、過去の経験がものをいうでしょう。
失敗にしても成功にしても、その原因や理由を考えておくことで、将来の行動の手助けにもなります。
<④ 本を読む>
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自分の経験だけでなく、本を読んで知識を広げ、それを自分に置き換えることで、さも自分が経験してきたかのように身につけることが出来るのです。これらを基に予測を立てるのです。
<⑤ シミュレーションする>
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自分で予測を立てたなら、その結果起こりそうなことをいくつかシミュレーションしてみることです。
私はこれが一番重要だと思っています。
シミュレーションを繰り返し、それぞれの対応の仕方や対策をあらかじめ考えておきます。
そして実際に起きた結果を再検討します。
「どのケースが実際に起こったのか」、「用意していた対策は有効だったのかどうか」、「なぜ有効(無効)だったのか」、これらのことを検証してその結果を記憶していくことで、“先を読む”精度は徐々に上がっていくのです。
昔、“想定内だ”という言葉が流行ったことがあります。これもシミュレーションの結果ということですね。
情報を集め、それを分析し、論理的に考えて、行動に移し、結果を検証する。これらは日からの“先を読む”訓練と言えます。
<だろう運転とかもしれない運転>
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昔、運転免許の更新講習で際、「だろう運転から、かもしれない運転へ」ということを毎回のように言われました。
(最近は聞かなくなったような気がしますが、なぜ?)
このことは、「どうせ~だろう」と安易に考えるのではなく、危険を予測して「~かもしれないから~しよう」と、事故を未然に防ぐような運転をしなければいけない、ということです。
これは、悲観的になることとは全く違います。
まさに“先を読め”と言っているのです。
<先見の明とは>
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“先見の明”という言葉があります。
これは、物事が起こる前に、それを見抜く力のことです。
先を読む力を養い、あの人は“先見の明”があると言われるようになりたいですね。
それには私もまだまだ修行が足りないようです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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