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「こんなはずではなかった」という人の特徴

よく、就職してすぐに「思っていたのと違う」、「こんなはずではなかったのに」と言って辞めてしまう人がいます。

自分が思い描く理想の会社と、実際入ってみて初めて分かる現実が、大きくかけ離れていたため、このような事が起こります。
自分が入社しようとしている会社のことを良く調べもしなかったかったのかもしれません。
或いは勝手に決めてかかっていたのかもしれません。
社会生活自体がまだよくわかっていない場合もあります。

これに似たことに、よく出くわしていましたので、ちょっと特徴的な事をまとめてみようと思います。


<理想の職場とのギャップ>

まず、会社側は、面接の場で一から会社の概要を説明するようなことはしません。これは最低限入社希望者が調べるべき事柄ですから。
ここから出来ていない人がたまにいるので驚かされます。
具体的作業内容を説明する際も、真剣に自分の希望するイメージとあっているのかいないのか、自分自身で一つ一つ確認していく必要があります。
もちろん、説明が不十分であまり理解されていなかった可能性もあります。
しかし、これはお互いの確認不足と言わざるを得ません。
特に本人は自分の仕事なのですから、しっかりと内容を納得いくまで確認する必要があります。

面接とは、お互いが相手のことを探り合う場です。
お見合いの場なのです。
一方的に会社が品定めする場ではないのです。
自分も相手の会社のことを品定めしていいのです。

WEBページの内容は良くても、内情はどうなのか、面接担当者を見れば分かることもあります。
自分を売り込むだけでなく、面接担当者の表情を観察することも重要な事なのです。

入社直後に限らず、今までの自分を振り返ってみて「こんなはずではなかった」と思うこともあります。

それは、自分の理想像や期待値が高すぎたのかもしれません。
高すぎる理想と現実を突き合わせると、そのギャップの大きさに失望してしまうことがあるのです。

<見返りを求めすぎる>

又、「~したのに~にならなかった」、「こんなに頑張っているのに~しないのはおかしい」というように、自分の努力への見返りを強く求めることもあります。
そうすると「どうしてなんだ!」、「こんなはずではなかった」となってしまうのです。
それは、相手の求めている期待値を超えたものなのでしょうか?
あなたが頑張っている事実は認めつつも、その結果が期待していたものよりも低い場合は、大きな報酬はあり得ないでしょう。
ここにもギャップが生じているのです。

<事前の検証不足>

自分の力ではどうすることも出来ないようなことが起こった場合もあるでしょう。
しかし、すべてが自分の思い通りになると思う方が出来すぎなのです。
予期せぬこと、想定外のことが起こることも念頭に置いておくべきなのです。

<責任転嫁>

「こんなはずではなかった」と思うとき、「自分は悪くない」、「周りが、上司が、親が、時代が悪いせいで、うまくいかなかったんだ」と、責任転嫁してしまう人がいますが、これはよくありません
たとえ周りの状況が良くなかったとしても、自分自身の反省点もあるはずです。
このことをしっかり見つけなければ進歩はありません。同じことの繰り返しになってしまうでしょう。

<後悔先に立たず>

「あっちを選んでおけばよかった」と、自分の選択を後悔して落ち込む人もいます。
その気持ちはよくわかりますが、「その時はなぜこちらがいいと思ったのか」、いいと思った理由があるはずです。
又、「自分にとって得たものは何だったのか」、「これからの自分に役立つものは何か」をよく考えてみることです。
「もう一度あの時に戻りたい」と言っても過去は変えることが出来ません。過去に戻ることも出来ません。
ですからしっかり前を向いて将来どうしていくべきかを、真剣に考えるべきなのです。

<そう思わないためにすべきこと>

「こんなはずではなかった」と嘆く前に、何を求めるのか、具体的で現実的な目標を定めて、実現可能なステップを第1段階から順番に決めておくといいでしょう。
そのステップは小さい方が取り掛かりやすく、成し遂げやすく、その都度達成感を味わえて気分良く次のステップに進めます。

うまくいかず失敗したときは、その原因を探ります
「なぜそうなったのか」、「どうすべきだったのか」、「次はどうすればいいのか」をよく考え、自分の経験としてスキルアップに利用すればいいのです。

計画するときも、一つではなく、三つくらい用意するといいでしょう。
予期せぬことが起こっても、第2第3の対策があるので、慌てずにすぐ余裕で対応できます。

事前によく計画し、様々な事態に柔軟に対応し、素早く行動することができれば、「こんなはずではなかった」と後悔することも減っていくことでしょう。

<言ってしまいがちな似た言葉>

最後に、「こんなはずではなかった」とは言わなくても、似たような別の言い回しの言葉をいくつか挙げておきます。
どれも同じような心理で使っているので、自分がどうだったのか振り返ってみましょう。

  • 「思っていたのと違う」、「期待外れだった」

  • 「信じられない」、「まさかこんなことになるなんて」

  • 「もうだめだ」、「これからどうすればいいんだよ」

  • 「なんで、こっちを選んだんだ」、「やり直したい」

  • 「仕方ないか」、「まあこんなもんかな」

いかがでしたか、こうしたことを言う前に、自分でできること、やるべきことをやってみましょう。
失敗も、後でしてよかったと思えるようになって一人前なのかもしれません。

なかなかそんな悟りのような気持ちにはなれませんが。

以上お読みいただきありがとうございました。スキ・フォローを頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

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