問題を解決する事はもちろんだが、それ以上に問題が発生する前に対策し、次の問題を起こさせない事が重要だ
サッカーやバスケに於いて、ギリギリでシュートを止めるよりも、シュートを打たせないチームこそ底力があり、強豪かつ魅力的なチームだと考えます。
シュートを打たせる=リスクであり、ディフェンスが100%止められる保証もなければ、ミスが0%である可能性もありません。
シュートは打たせない方が良いのです。
社会問題なんかも同様で、起きてしまったものを解決する事ももちろん重要ですが、それ以上に問題が発生する前に対策し、次の問題を起こさせない事こそ、魅力的だと思います。
もちろん問題が起きない事に越した事はありません。
永遠のイタチごっこですが、その分必ず成長、進化します。
これからますます多様化が進む中で、
『何かあったら何でも支援する』だけではなく『何か起きる前に気付き、必要に応じて支援する』
『困っているから支援する』だけではなく『困っている事に気付いてなくても、必要に応じて支援する』
事が求められてくると考えます。
ある意味アセスメントの極みですね。
なおかつ、同化的・汎用的視点ではなく個別化視点が重要で、0→1の着想が必要になって参ります。
多様かつ千差万別であり一つとして100%まったく同じ事象・事案はありません。
必ず背景やバックグラウンドがあり、たとえ同じカテゴリでも経緯は十人十色です。
だからこそ0→1の着想で、介入度も含めオーダーメイドしたサポートが求められます。
自らの智恵をふり絞り、何もないところから”一”を生み出す喜びを知っている者だ
(蒼天航路・曹孟徳/王欣太)
問題解決ばかりに比重がよらないように内省と自戒を深めなければならないですね。
社会問題を解決し続けながらも、次の問題が起きる前に気付き、不必要な問題は起こさせない社会をつくっていきたいと改めて考え直す機会となりました。