2024/09 佐賀旅行記 佐賀の道の駅を巡る旅 前編
歴史的文化財や観光スポットが多く農業も盛んな佐賀県を訪問した。今回は佐賀県内の道の駅を訪問しながら移動をした記録をまとめる。
佐賀国際空港(HSG)
1998年開港。有明海沿岸の干拓地に位置する。航空公園が隣接している。
空港到着便利用者に向けて、レンタカーの利用料金を割引するキャンペーンをしている。
橋の駅ドロンパ
筑後川昇開橋のたもとにある観光情報発信会館で、農産物や惣菜を購入することができる。
小物の家具や木の玩具を展示販売している。
名前「ドロンパ」は、有明海の干潟の上でムツゴロウ(ドロンパ王国の王様)が背ビレをパッと広げて勢いよく跳ねている様子を表現したことに由来しているらしい。
筑後川昇開橋
1935年に国鉄佐賀線の鉄道橋梁として竣工した筑後川にある可動橋。現存する昇開式可動橋では最も古く、国の重要文化財に指定されている。
船の航行の妨げにならないように昇降できるようにしている。
日本機械学会誌には機械遺産として動く仕組みが解説がされている。
https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-14/
道の駅 吉野ヶ里
国道385号線沿いにある道の駅。脊振山の中腹に位置していて佐賀平野を一望することができる。
併設されている物産館「さざんか千坊館」では、地元で採れた農産物や焼き立てのパンを味わうことができる。
今回の旅行では初の道の駅チェックインであった。
道の駅 大和 そよかぜ館
嘉瀬川に隣接し国道263号線沿いにある。建物は鳥が大地から羽ばたく瞬間をモチーフに設計、建築されている。入口付近にある花壇は鮮やかな花が植えられていた。
ドライブイン鳥 伊万里本店
半世紀以上地元の人々に愛されている鶏料理専門店。
2018年に放送されたゾンビランドサガに登場したことで聖地となっている。
筆者も聖地巡礼のつもりで訪問している。
店名の通り、駐車場は広い。
道の駅 伊万里
国道202号線沿いにある。周辺には観光農園がある。
道の駅 厳木
読み方は「きゅうらぎ」。佐賀市と唐津市の中間に位置している。唐津市に向かう途中で訪問した。
風をイメージした休憩所とふるさとをイメージした物産館の2つで建物が構成されていて、地元の農産物の即売が行われている。
敷地内には、高さ12メートルの松浦佐用姫の像が建立されている。その像は少しずつ回転している。
唐津市歴史民俗資料館
旧三菱合資会社唐津支店本館。ゾンビランドサガの舞台となった洋館。
現在は休館している。
鏡山展望台
玄海国定公園に含まれていて、虹の松原や唐津湾を望むことができる。
標高は284m、どの角度からでも台形に見えるらしい。山頂には、松浦佐用姫の銅像が立っている。
唐津うまかもん市場
JAからつ直営の直売所。唐津・玄海地区で採れた農産物や水産物、畜産物を販売している。
品揃えが豊富で観光で訪問して十分に楽しむことができる。併設されたレストランで飲食も可能。
東経130度交差点
佐賀県立唐津東高等学校・唐津東中学校の北東にある交差点。近くにある交番の愛称にも東経130度の名前がついている。
Longitude 130° East の表記がかっこいい。
立神岩
玄海国定公園に属していて唐津市の天然記念物になっている。2本の巨大な玄武岩の石柱が寄り添うように立っているので「夫婦岩」とも呼ばれる。
立入禁止区域があるので近づくことはできない。少し離れたところから見ることができる。
七ツ釜
玄武岩が玄界灘の荒波によって侵食されてできた7つの洞窟がある。波の侵食によって穴が作られることを「海食崖」といい、最大の海食崖は間口3m、奥行き110mにもなる。
波の状況によっては舟で中に入ることもできる。
玄海国定公園の一部で国の天然記念物。
呼子朝市
訪問したのは午後なので市は既に閉まっていた。7:30~12:00まで毎日開かれていて、とれたての魚介類や加工品などが販売されている。
呼子の朝市は、石川県の輪島、岐阜県の高山と並ぶ「日本三大朝市」として有名。
市が開催されているときに訪問(再履修)し、食べ歩きや値引き交渉などの活動をしてみたい。
道の駅 桃山天下市
国道204号線沿いにあり、呼子から3km程度の場所に位置する。
農産物直売所、海産物直売所、物産館と建物が複数ある。
玄海海中展望塔
1974年12月に開館した、日本海側で唯一の海の中にある展望塔である。
水深7mの海中を24個の窓から覗くことができ、魚が泳いでいる様子を観察できる。
2024年4月にリニューアルし、展望塔の天井をスクリーンとしてプロジェクションマッピングができるようになった。
日本本土最北西端の碑
本土の最北西端。少々分かりにくいが九州の最北西端ということらしい。
東経129度51分、北緯33度33分
恋人の聖地「波戸岬」
波戸岬とハート岬をかけているものとされる。
オブジェの定義「波戸岬はハート(心)岬である心とは愛である
愛とは・自然・郷土・家族・友人・恋人・動植物との絆である」と書いてある。
浜野浦の棚田
日本の棚田百選になっている。いくつもの田んぼが幾重にも連なっている風景の背景に海岸が見える。展望台は恋人の聖地になっているが、なぜ聖地になっているかは分からない。
急斜面に田んぼを作るのは大変であるが、江戸時代にかけて先人たちの偉業により築き上げられた。
道の駅 鷹ら島
今回の旅行で唯一長崎県の道の駅を訪問。この道の駅は長崎県に位置するが、佐賀県側から鷹島肥前大橋を渡って訪問するしかない。
アジフライの聖地であり、注文すると揚げたての状態で食べることができる。
鷹島は元寇の終息の地でもある。
武雄温泉 元湯
現存する木造建築の温泉施設では日本最古と言われている。あつ湯とぬる湯があるがどちらも42度以上はあるので高温であると感じる。券売機の上に温度が表示されている。
武雄温泉 楼門
東京駅丸の内駅舎など著名な建築物を設計した辰野金吾がこの楼門も設計した。2005年に重要文化財に指定された。釘を一本も使用していないことで知られている。
朱塗りの門は夜になるとライトアップされ、ノスタルジックな雰囲気を味わうことができる。
武雄町道路元標
武雄温泉の楼門の足元に位置する。
JR武雄温泉駅
西九州新幹線の開業に合わせてリニューアルされた。武雄温泉の楼門がモデルとなっており、天井は木目調の格子になっている。
佐世保線と西九州新幹線が乗り入れて、新幹線と在来線特急列車が対面乗り換えできる構造になっている。
道の駅 山内 黒髪の里
国道35号線沿いにある。黒髪山を遠くに望むことができる。
黒米のアンパンは、早い者勝ちの人気商品となっている。
ここでうれしの茶を購入した。
黒髪神社
黒髪山の麓に位置する。名前の由来は、神の座(くら)、または龍神であるクラオカミ神に由来する古語と考えられており、クラオカミがなまってくろかみと呼ばれるようになったと言われている(黒髪は当て字という説)。
髪の毛に由来しているわけではないが、美容師や理容師などの髪の毛を整えることを業とする人たちがお参りのために訪問することがあるらしい。
泉山磁石場
陶祖李参平がここで磁器の原料である陶石を発見し、有田焼の歴史が始まった。400年間掘り続けられ現在の形になった。現在は、ここでの採掘はほぼしていない、より使いやすい熊本県・天草の陶石を使って有田焼は作られている。国指定史跡。
前編は訪問したスポットの半分を紹介した。後編に続く。