一方通行ラブレター

愛してるなんてつまんないラブレター
マジやめてね、
世界はもっと面白いはずでしょ？

大好きな大森靖子ちゃんが歌ってた。

私は
「愛してるなんてつまんないラブレター」を
送ってしまったのかもしれない。

1週間程前に大好きな人に、初めてラブレター
(ファンレター)なるものを書いた。
文を綴るのは好きだから、
よく友人に手紙を書いたりするけど、
ラブレターを書くのは本当に初めてで、
何を書いたらいいのかわかんないし、
それこそ「すき」という感情をどう表現したら
いいものかたくさん悩んで考えて、
下書きまで書いて。

そこからさらに最高のモノにする為に
文具屋さんへ行って、
好きな貴方に似合う便箋を選んで。

その時間だってドキドキワクワク。
幸せと愛情は溢れる溢れる。

どうにか想いを込めてしたためた封筒に
かわいい切手を貼って、
すぐにポスインせずにわざわざ
「コレいつ頃届きますか？」と聞いてみたり。

そうして送ったラブレターに返事がくることは
なかった。

何故なら貴方は遠い存在だから。

最初からわかってた。
このラブレターは一方通行だって事を。

それでもいいのだ。
それでいいのだ！

私の愛が貴方に伝わったならそれでいい。
伝わっていなくたっていい。

(まぁでも読んでくれていたら嬉しいかな笑)

届いたかな？読んだかな？嬉しいかな？

貴方の気持ちは分からない。
それでも気持ちは変わらない。

やっぱりもしかしたら
愛してるなんてつまんないラブレター
だったかも。

想いが伝わったのか伝わっていないのか。

それさえも分からない。

貴方への一方通行ラブレター