KPIツリーの時代は古い?KPIサークルという考え方
プロダクトのグロースにおいて、KPIの設定というのはかなり重要だと思ってます。巷にはKPIツリーを設定しようという本がたくさんあります
今、アマゾンで「KPIツリー」と検索すると35件の本が出てきました。
私も初めは、KPIツリーを設定して、プロジェクトのマネジメントをし、アプリをグロースさせてきたので、このKPIツリーというのは、プロジェクトを行う上で、大事であるということ、有益であると思っています。
ただ、KPIツリーよりもっとアプリをグロースさせる数字マネジメントの方法があったので今日はその手法を紹介したいと思います。
その方法は「KPIサークル」です
投稿方のよくあるアプリの例で説明します。
今のITのモノづくりの時代、ユーザーの力を使わないと良いプロダクトというのは作れません。基本的にはパクることが容易なので、いかに差別化、特に差別化コンテンツを持っているか?が重要です。その差別化コンテンツを増やすには、ユーザー投稿をプロダクトに絡めないという選択肢はあまり考えないです(IT系のモノづくりの場合の話です)
なので、どのようなサイクルを作れば自立型の良い渦が発生するのか?をまず考えましょう。というのが「KPIサークル」の考えです。あとは、その円になる要素を分解して考えるという「KPIツリー」とそこまで考え方は変わりません
そして、円を作ったあと、考えるのがどうやったらこの円を高速で回転できるようにするのか?ということです。インセンティブは「いいね」の可視化などお金だけでなく、モチベーションを上げるというのも考えても大丈夫です。
例えば、ユーザー利用のところにプロモーションをしたり、投稿のところでキャンペーンを仕掛けたりというようにこの円を見ながら、どこが悪いのか?どこがボトルネックで、円が回らなくなっているのか?どこに刺激を与えたらより回転が速くなるのか?というのをチームで議論できるようになります。
このような形で、プロジェクトで合宿を開催し、みんなで作ってみるというのがYKとしてのおすすめです。
一応、この形式に変えて、ユーザー数が右肩下がりだったプロダクトがV時回復できたという経験もしていますので、もし伸び悩んでいるプロダクトがあれば、お試しいただき、より良いモノづくりをしてもらえればと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?