6年前のホビーショー、パパも作った。奇跡的な偶然もあった。
日本ホビーショーとは、春3日に渡って東京ビックサイトで開催される、見て・買って・体験ができるハンドメイドイベントだ。手芸、ハンドクラフト等の企業、クリエイター、講師が、連日100講座以上のワークショップを開いている。
私は過去2回参加した。どちらも本が出た後、宣伝を兼ねて、自分へのご褒美として出店した。いちばん最近で、もう6年も前になる。
出展料、交通費、東京の宿泊代、諸々を考えると、かなりの出費なので、私としてもいろんな挑戦を考えた。
まず、大きさは縦横高さともに45cmのスポンジのおうちを、ブースに来てくださったみんなに、その場でお菓子を作ってもらって、「お菓子の家」を作るという企画。作ってくださったお礼に手作りの布イチゴをプレゼントする。確か100個作ったと思う。そしてその中に5つ当たりを入れておいて、布おもちゃの簡単キットをプレゼントするというもの。参加はもちろん無料。その完成したものがトップの写真だ。小さなお子さんも家族の方と一緒に作ってくれたと思うけど、一番印象に残ったのは、一人で参加してくれた(ママは違うブースにいた)小学生の女の子。大人っぽい女の子で、とてもおしゃれなお菓子を作ってくれた。お礼のイチゴをプレゼントしたらすぐに袋につけてくれて、嬉しそうに手を振ってママの方へ走って行った。このお菓子たちは、今でも大事に持っている。
(この「お菓子の家」の布は前から何度もnoteに書いている、スーパー素材のトイクロス。お菓子はマジックテープでどこでもつけたり外したりして遊べる。)
そして、ブースの宣伝に、高さ50cmあるウエディングケーキも共同エリアに飾ってもらった。
私のブースはワークショップが中心で、3日間、ボンドで簡単に作れるものを何種類か作ってもらった。その中でいちばん人気があったのが、魚つり。そして驚くことに、パパが何人かお子さんと一緒に参加してくれた。
このタコは、サングラスをかけている。パパならではの発想。
この魚釣りの作品は、ワークショップが終わった後、通りかかった小さな男の子がサンプルの魚釣りで遊んでいるのをみて、パパが「俺、作ろっかな」とキットを購入してくれた。そして「ちゃんと完成させました」とお子さんが遊んでいる写真も一緒に、この完成したおもちゃの写真を送ってくれた。
滋賀の生徒さんが、わざわざ遊びに来てくださったり、最初に出した本の布絵本をたくさん作って、その布絵本とともに育ったお子さん(もう中学生になっていた!)を連れて、ブースに来てくださったりと、思い出多い3日間になった。
実は話はそこで終わっていない。私が今まで1番奇跡的偶然と呼んでいる出来事が起こったのだ!
それは、おとどし隣町の地域で5回短期講座をしたときのことだ。参加してくださった方はお孫さんに作ってあげたいという、おばあちゃま世代の方が10人集まった。作品は布絵本の「うさぎちゃん」。その中にパソコン教室の先生がいらした。フェイスブックに今日のことを載せますね、と言ったら、早速私のFacebookを見て、驚かれたのだ!なんと、ホビーショーでサングラスのタコを作られたのは、義理の息子さん(つまり娘さんの旦那さん)横の男の子はお孫さんだった!娘さんに確認したら、そのとき娘さんは違うブースでワークショップを開かれていたらしい。*このときの写真は許可をいただいていたのでキラキラはつけてません。
私が講習していたのは滋賀県。娘さんは東京で活躍されているクリエーターさん。おおおおお、そんな偶然ってある!?
イベントに出るのは、体力も気力も財力もいる。でも、後々まで、ずっと残り続けるものが、確かにある。
ああああ、やめられない。
世の中が落ち着いて、どんどんイベントが開かれるようになったら、皆さんとどこかでお会いしましょう!