昔話と、恥ずかしさと、文字変換と。
ふと、昔話をしたくなった
30代サラリーマン kskです
今から15年以上昔のこと…
当時、大学1回生の私。(1年生)
…金がない。
レポートに必要だったため、皆パソコンを持ってて
私はパソコンを持っていませんでした。
だから、
大学の情報処理センター的な所の、
学生が使えるパソコンで、レポートを作っていました。
それのパソコンがまた、ポンコツで。
デスクトップ型の、やや反応も遅めのやつで。
いや、当時はそれが普通だったのですが。。
文章を打って、漢字を変換する時。
ちゃんと「変換する範囲」を細かく指定しないと、
なかなか変な変換になる。。
例えば、
「数学のレポート」と打ちたくて、
「すうがくのれぽーと」と打って、変換すると
「吸うが苦のレポート」とか変換される。。
消して、また打って。
「数学」 で変換
「の」 でエンター
「レポート」 で変換
としないと、うまくいかない
そんな中で、
「体育祭」と打ちたいことがありました。
「たいいくさい」と打ち、変換するんですね。
そしたら、変換されたのが
「体位臭い」
いやいやいや…
あかんでしょそれ。
周囲には他の学生もいるから、
笑いもツッコミもできず…(ちょっと笑った)
もう一回変換を押したら、
「大尉臭い」
いやいやいや
ちょっとだけ格式高くなったけど、
臭いは譲らんのかい…
どこで切り取って、
どこで変換するかで、
全然別物になる
でもこれって、
現代でも一緒かも、と思いました。
いろんな情報や、
いろんな人の会話や発言が、
一部分だけを切り取って掲載されたり、変換されたり
そこだけを見て、聴いたら
全く違う意味に捉えられてしまう
悪意を持って切り取る人も、変換する人もいる。
「体育祭、体調には気をつけて頑張りましょうね!」
という文章は、
「体位臭い隊長には気をつけて、頑張りましょうね!」
と変換することもできる…
自分が受け取る情報は、
好きに誰かに加工されているし
自分が受け取った後の理解も、
ある意味、好きに自分に変換されてしまう
今、いろんな情報で溢れてる。
本当に溢れていて、、
爽やかで、健全な青空の下の「体育祭」も
「たいいくさい」を、どう変換するかで、
全てが変わって伝わってしまう
情報が加工されていることに、気づくとともに、
自分がどう解釈するかにも、気をつけたい
昔のパソコンを思い出して、
そう思った日でした。
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