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ネガティブなフィードバックはサンドイッチ方式で!#188

今回のnoteは、主に企画マネージャーやリーダーに向けて
コミュニケーションの手法についてお伝えします。


|最初にダメ出ししていませんか?


皆さんの会社の企画担当者が時間をかけて準備した企画プレゼンや
ミーティング。

担当者から一通りの説明などがあった後、
マネージャーやリーダーから次のようなコメントを聞いたりしたことは
ありませんか?
あるいは自分がその立場でこんなコメントをしたりしていませんか?

「 うーん、✕✕がまだまだだな、、。 」
「 それだと、✕✕のところが難しいんじゃないの? 」
「 言いたいことは分かるんだけど、うちの強みはどこにあるの?」

よく聞くコメントですよね。
いわゆるダメ出しというやつです。


さて、言われた担当者はどう感じるでしょうか?
このコメントでチームのモチベーションはあがるでしょうか?

指摘を受けた担当者が落ち込んだり消極的になったり、
またチームのモチベーションが下がってしまったりと
あるあるですね。

さらに怖いのは
もしスタッフやチームのメンバー達が
このような上からのコメントに慣れてしまっている場合、
その組織はなかなか前に進みにくい状態になっている
かもしれないということ。

|ネガティブなフィードバックにも効果的な伝え方がある


現在、私は様々な企業さんのプロジェクトの支援をしていますが、
現場でもこんなコメントをよく耳にします。

実は、恥ずかしながら私自身も現役のマネージャー時代は
まずこのようなダメ出しコメントをしていたことを思い出します。

これは実は自然なことで、
人間は相手のダメなところにまず目がいくのが習性なんです。
だからどうしても先にネガティブな発言をしてしまいがちです。

ですがもし、
モチベーション高く、前に進んでいく組織にしたいと考えるなら
マネージャーやチームリーダーの方は
ネガティブなフィードバックをする際
次のようなポイントがあるので実践してみて下さい。


それはサンドイッチ方式です。

|サンドイッチ方式とは


サンドイッチ方式とは

ポジティブ

ネガティブ

ポジティブ


と、ネガティブをポジティブで挟む手法です。

冒頭の会話の場合だと、例えばこのようになります。

「 ◯◯のところはいい感じでまとまってるね。
一方で、✕✕のところは、もう少し具体的にまとめると良くなると思うよ。
次回までにがんばってみて、期待してるよ! 」

まずよいところ、ポジティブなところを見つけてフィードバックし、
その後気づいたことに触れる。
ここでもダメ出し的な言い方よりは、前に進む言い方に変換するよう
工夫します。


そして、ネガティブなフィードバックの後は、
励ましや期待を伝えましょう。

こうすることでよりよいコミュニケーションになり、
相手のモチベーションを保つことができます。

また、ポジティブなコメントは
取ってつけたような褒め方では相手にバレてしまうので
そこにも注意が必要です。

特に褒めたり優しくする必要はありません。

小さくてもよいのでポジティブなポイントを見つけて
フィードバックしましょう。



一つ注意点になりますが、
ときにダメ出しされるとそれに反骨して頑張るタイプの人もいるので、
相手のタイプをよく見極めてフィードバックすることも大切です。

その場合も、ダメ出しというよりは相手をやる気にさせる言葉で
うまく伝えます。

|おわりに


マネージャーやリーダーのコミュニケーションのコツとして
お伝えしましたが、
企画担当者やチームメンバー、スタッフであっても同様です。

周囲の協力者とのコミュニケーションの中でサンドイッチ方式を心がけると
よい関係性を築くことができます。

フィードバックの仕方についてこちらの書籍がとても参考になりました。
企業のマネージャーさんにおすすめ書籍を尋ねられたときに
ご紹介することもあります。

「ポジティブフィードバック」ヴィランティ牧野祝子 (著)


いかがでしたでしょうか?
メンバーみんながこのような対話を心がけるようになると
よいチームになっていきます。

ネガティブなフィードバックはサンドイッチ方式が基本。

良いコミュニケーションのコツを知って、前進してください。


最後までお読みいただきありがとうございました。



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