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AGAの薬には買うのも飲むのもコツがある

男性ホルモンと薄毛

 
 まず、よく耳にする『AGA』。みなさんは理解しておられるでしょうか。
いわゆる「男性型脱毛」というやつです。
男性型脱毛と聞くとすぐ「男性ホルモンが原因、男性ホルモンは悪いもの」というイメージを持たれる方もおられるかも知れません。

 ですが、男性ホルモンが多いからハゲるなんて、決してそんなことはありません。
 そもそも、男性の方がヒゲや体毛も濃く、剛毛種族とされているのは男性ホルモンのお陰なのです。
 
 女性ホルモンを摂取すると髪が増えるという話もあります。
これは実例もあり、嘘ではありませんが女性ホルモンによって発毛したのではなく、ホルモンバランスが整えられた結果の現象ですので、誤解されないようにしてくださいね。
 
 さて。男性ホルモンの働きにはいろいろありますが、髪に関する役割でいえば、「皮脂を多く分泌すること」が挙げられます。
AGAのことが知りたくて本文を読まれてくださったとは思いますが、男性ホルモンと薄毛の関係を知るにはまず、髪が「皮脂の入れ物」であるという役割を理解することが一番の近道と言えるでしょう。

髪は入れ物


 イレモノ?「は?」と思われるかも知れませんね。
 頭を守っているのは髪、、ではなく主に皮脂です。
皮脂に存在する常在菌が外敵から皮膚を守ったり、皮脂によって体温調整してくれます。髪が直接守っているのは紫外線くらいでしょうか。

 その大切な皮脂を頭にとどめてくれるのが髪の役割だと言えるでしょう。
いわば、スポンジみたいな役割です。

 僕は20年シャンプーを使わず、お湯のみで洗っていますが、みなさんはシャンプーでしっかり皮脂を取られていますよね。
 頭皮を守る皮脂をしっかり落として、代わりに添加物でコーティングする。簡単に言ってしまえばこれがシャンプーの役割です。

 これで果たして頭を守る入れ物を成長させることが出来るでしょうか??

AGA薬

 
 男性ホルモンが多い方は、皮脂の分泌が盛んな分、髪が太い傾向があるはずです。これ自体は良いことですよ。
 
 ただし、その男性ホルモンが、生活習慣によって多量に分泌されることがあります。この男性ホルモン過多がDHT(ジヒドロテストステロン)に変化してしまうというのがAGAです。
 
 僕は、AGAって「男性ホルモンの消化不良みたいなもの」だと認識しています。
 栄養は生きるために必要だけど、摂りすぎは禁物というのと似ていますね。豊富な男性ホルモンを適切に処理するために、血管環境やリンパなど新陳代謝を少しだけ活発にさせるのがAGAの薬だと思います。 

 たくさん分泌するから抑制するのかと思いがちですが、ちょっと違うんですね。抑えるのではなく新陳代謝を活発にする。
 「消化不良」だと例えましたが、それでいうなら「たくさん食べても胃の消化活動を活発にすれば、適切に消化して栄養に変わる」みたいなところでしょうか。

AGA薬を選ぶコツ


 僕自身色々服用してきましたが、最初はインターネットで濃度の高いAGA薬を適当に購入していました。その時は代謝が乱れ、全身がアトピー性皮膚炎のように脱皮しました。
 二度目はきちんと診察を受けて服用しました。気になる薄毛の部位によって薬の種類が違ったり、正しい飲み方を教わったりして今では生活の一部にしています。

 僕のこの一度目の失敗には無知ゆえの落とし穴がありました。

 例えば、インターネットで
   ①「ミノキシジル5mg」
   ②「ミノキシジル10mg」

と販売していたら、あなたはどちらを買われるでしょうか?
 僕は絶対発毛させたいという強い思いから、②の10mgを診察なしで購入しました。
 その結果の脱皮です。自業自得ですよ。配合量が多ければ良いってもんじゃありませんよね。きちんと医師の診察を受けて選択してもらう必要がありました。

 ただ、医師によっても差があるようです。
 中には、診察で「親は薄毛ですか?」と聞かれただけですぐに「了解です。薬出しときますね」と、一分で終わったという話も聞きました。
 AGAの断定が難しいのはよくわかりますが、AGA薬さえ渡しておけば良いという雑な処方はあまり好きではありません。副作用もなく効けばよいですけど。
 血圧の薬のように飲み続けなければならないものもありますので、慎重に頼ってくださいね。

AGA薬を飲むときのコツ

 
 このAGAの薬は自律神経に働きかける特徴を持っています。
用法や容量を正しく守って服用すると、体が規則正しいリズムを思い出してくれます。そして、体が薬を求める、、、とは言い過ぎかもしれませんが、ニュアンス的にはそれに近い感覚で代謝が本来の状態に戻ろうと準備をしてくれます。準備をしようとしている状態で服用できれば自律神経が整います。

 余談になりますが、自律神経に働かせる薬といえば、他には例えばバイアグラがあります。ご存知ED薬です。
 みなさんはこのバイアグラは 好きなタイミングで服用してすぐに効果がみられると思われている方も多いかと思いますが、実は飲み方にすごくコツがいる薬です。
 飲んだだけでは勃起しません。空腹時に服用して女性とムードのある雰囲気で股間を刺激してもらってようやく勃起します。
 性交の時は目に膜を張るような、俗に「目がトロンとなる」状態で脈が速くなるなど色々症状が現れる不思議な薬です。

 自律神経に働きかける薬とは相応にしてそういうクセのあるものが多い気がします。

 話を戻しましょう。
 まず、服用する時間を決めましょう。何時でも良いです。その代わり、必ずその時間を守りましょう。いずれ、その時間になると体内時計で体が薬を欲するようになります。
 これが前でお話した、代謝が本来の状態に戻ろうと準備をしてくれる状態です。準備をしようとしている状態で今日も服用できれば。代謝が円滑に働いてくれるでしょう。

AGAの薬の効果を高めるコツ

 
 服用する時間が決まったら、次は規則正しい生活を心がける必要があります。
生活リズムを整えることはとても難しいでしょうね。でもこれが大事です。
 前にお話したことを整理します。
   ・AGAの薬はホルモンの円滑化
   ・ホルモンは皮脂を分泌させる働きをもつ
   ・髪はその皮脂の入れ物

 でしたよね。ただし、この3つの役割は
「良い皮脂を出すこと」が大前提なのです。

 規則正しい生活をすると、良い皮脂が出るようになります。
良い皮脂とは不飽和脂肪酸で、ω-6で、、とかは、一旦省略させて頂きますが 簡単に言うと
 規則正しい生活によって分泌する良い皮脂はベトつかず、そんなに臭くない
 一方、不規則な生活によって分泌する皮脂はベタつく。そしてちょっと臭い。
 という特徴があるので、規則正しい生活によって良い皮脂を分泌できればホルモンの分泌も円滑化も より高まり、良い皮脂を入れた髪は健康的に成長を始めることが出来るのです。

 ただしく薬を服用し、一緒に頑張りましょう。


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