慢性腎臓病の原因と対策
皆さんおはようございます!
整体院「感喜」の金子です!
本日は慢性腎臓病についてお話したいと思います。
慢性腎臓病の原因
腎臓病になると血液の毒素をろ過できなくなり貧血、食欲不振、脱力感、倦怠感、疲労、そう痒、吐き気、嘔吐、精神状態の変化など様々な症状を起こします。
慢性腎臓病は最も一般的な原因は糖尿病と高血圧と現代医学では言われています。
しかし、では糖尿病や高血圧の原因はなんのか?というところが疑問になりますが、糖尿病では完全母乳育児期間が短い、牛乳や小麦系食品、精製された炭水化物(菓子パン、麺類、白米など)の摂取などが原因で起こります。
高血圧に関しては現代の基準値が低すぎるので実際に高血圧を診断されている方々でも高血圧ではなく、正常な血圧である場合があります。明らかにすべての年齢の方で130mmHgは低すぎます。
そもそも高齢になれば体内の水分量が少なくなり、血管の弾力性が低下して硬くなるので血圧は高くなりますが、それは普通のことなんです。
自分の正常血圧は年齢+90ぐらいが妥当と言われていますので参考にしてください。
また血圧が高くなるということはどこかの身体の組織に血流が足りていない、ということになります。
特に腎臓への血流が足りていないことが考えらます。
これは何故か?
腎臓への血流が悪くなると血液のろ過ができなくなります。身体はその状態になると毒素が蓄積してしまいますので、何とか身体から毒素をデトックスするために血圧を上げて腎臓に血液を送るようにします。
だから、腎臓には血圧を上げるレニンというホルモンを分泌する機能があるのだと思っています。
また腎臓は東洋医学では先天の精と言って生まれ持った気が蓄積する場所になります。
ですので、何らかの原因でこの先天の精消耗してしまうと腎臓のエネルギーが減少してしまいます。例えば、長期間の肉体労働や過度の性交渉、加齢などです。
腎臓は恐怖や不安、驚きという感情や何かを水を流したい、お金の問題などと関連しており、これらの感情や現状の解決ができていない場合は腎臓の気が低下してしまい、機能が低下してしまいます。
対策
西洋諸国で一般的に摂取されている食事は、CKD とその進行の重要な要因です。西洋の食事パターンは、動物性食品、ナトリウム、リン、および精製糖からのカロリー、食事性酸および飽和脂肪が高く、果物、野菜、豆類、および繊維と抗酸化物質が多い他の食品が少ない. このような西洋式の食事は、CKD につながる可能性のある高血圧、インスリン抵抗性、および脂質異常症の一因となります。進行性 CKD の患者は一般的に栄養失調も呈するため、過度の減量を防ぐために十分なカロリーの食事プランが必要です。[19]以下に説明するように、適切な種類の食事は、CKDの進行を抑え、血圧とコレステロールを制御し、心血管イベントを予防するのに役立ちます. 以下の食事要因は、CKD 患者において臨床的に重要です。
動物性食品の摂取をやめる
大規模な研究では、ビーガン ダイエットをする人は慢性腎臓病になる可能性が低く、タンパク尿を経験する可能性が低いことが分かっています!また高い食事性酸負荷(動物性食品の摂取など)は慢性腎臓病の進行、骨量減少、およびサルコペニア(筋力低下)に直接関連しており、慢性腎臓病の方の末期腎疾患 (ESRD) の予測因子となります。
動物性タンパク質が豊富な食事は酸を生成し、酸負荷の少ない食事(植物性食品)と比較した場合、慢性腎臓病の進行および 末期腎疾患の発症リスクを高めることもわかっています。動物性食品は、人間の食事における飽和脂肪の主な供給源であり、飽和脂肪の摂取は高アルブミン尿症と言って腎臓のろ過機能の低下に関連しており、飽和脂肪の摂取量が最も多い人は、最も少ない人に比べて高アルブミン尿症の発症リスクが 33% 高くなることが分かっています。
植物性タンパク質の食事摂取量が多いほど、腎臓のろ過脳機能が低い慢性腎臓病の患者の死亡率が大幅に低下します。
しかし、注意が必要なのがタンパク質摂取量を減らした慢性腎臓病の方は、体がタンパク質摂取量と窒素負荷の低下に適応するため、最初は腎臓のろ過機能が減少して腎臓の機能が低下したと思われてしまいます。しかし、長期的には腎臓のろ過機能の低下は実際には遅くなります。逆に、高タンパク摂取は短期的にろ過過剰を引き起こし、それに伴い腎臓のろ過機能が一時的に高くなったと錯覚してしまいますが、長期的には、タンパク質の摂取量が多いと腎臓のろ過機能の低下が加速します。
これはつまり植物性食品を多く摂取して動物性食品を控えていくと透析をするリスクを減らせるかその期間を延ばせるということになります。
またビーガンの低タンパク質食は、二次性副甲状腺機能亢進症、インスリン抵抗性、高脂血症、血圧、アルドステロン、およびエンドセリンの減少をもたらすことも分かっています。
塩分制限
慢性腎臓病の方は一般集団よりも塩分に敏感であり、ナトリウム摂取量が多いほど腎臓のろ過機能が低下するという証拠が示されています。ある研究では、減塩はタンパク尿と血圧を下げると結論づけれています。
しかし、まだ未病の状態では逆に塩分の制限は腎機能を低下させてしまう可能性があります。
これは東洋医学では腎臓の滋養する栄養素として「塩」をとしています。
また腎臓の機能が低下すると腰痛が起こることがあります。といよりフランスでは腰痛の8割は腎臓などの内臓が原因だと分かっています。僕は整体師もしており腰痛の患者さんに対して腎臓の施術をすると腰痛が改善しますし、減塩している方には【正しい塩】を摂取してもらっており、よい効果を出しています。
正しい塩とは精製されておらず、様々なミネラルが含まれている塩のことです。
やはり、数千年の叡智の結晶にはいつも驚かされます。まだ歴史が浅い西洋医学には慢性疾患には適応ではないのだとつくづく実感します。西洋医学は救急医療でのみ効果があると言われていますが、僕も同感です。
微量栄養素の補給
慢性腎臓病の方は、ビタミンB群、ビタミンK、マグネシウム、セレンなどのビタミンとミネラルの両方が欠乏するリスクがあり、食欲の減退と嗅覚と味覚の低下が原因になり、食物摂取量の減少につながります。
ほとんどの重度の慢性腎臓病の方はチアミン不足または欠乏状態にあり、低タンパク質食はリボフラビンやピリドキシン(ビタミンB6)欠乏の原因になります。 また慢性腎臓病の方は高い割合でビタミンK欠乏症があることも分かっています。
低マグネシウム血症は腎機能低下の原因になり、また慢性腎臓病に併発する心血管疾患の発症および死亡率とも関連しています。 低マグネシウム濃度は、炎症、酸化ストレス、血管収縮、高血圧、動脈硬化、血管石灰化などの血管の変化と密接に関連しています。
セレンは、腎臓で合成される血漿グルタチオンペルオキシダーゼ (GSH-Px)という抗酸化物質の合成に必要です。セレンが低下すると酸化ストレスが増加して炎症の原因になり、慢性腎臓病の症状の悪化に繋がる可能性があります。
ビタミンDの補給
Kidney Disease: Improving Global Outcomes (KDIGO) ガイドラインによると、ビタミン D 補給は慢性腎臓病の方のビタミンDレベルが 30 ng/mL 未満の場合に適応となります。ビタミンDの補給は血清クレアチニンの倍増、ESRD、貧血、血管石灰化、心血管イベント、心血管死亡率、および全死因死亡率の有意に高いリスクを軽減します。
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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