大学教員のお仕事2
書いたら、怒られるであろうシリーズ。その2。
大学教員の繁忙期と言えば、年の暮れから、卒業式まで、かな、アタシ的には。
志望寸前になる。
まず、卒論を落とさないように頑張ってもらう。落とすと一大事である。学生さんも困るけど、教員も、かなり困るんで。よく分からんが、みんな必死になる。
ともかく、ゼミの学生さんのこともあるし、副指導ということもあるし、審査のみの副査というのもあり、大量に卒論を読む。読んだら、質問もしないといけない。機密資料なので持って帰らないで下さい、ということになっていると、大学の研究室にこもらないといけないし、家が遠いと帰れなくなり、近くのホテルに自腹で泊まる。
この時期には、入試もある。試験してもらうだけ、というのもあるけれど、面接するなら受験生の資料を読まないといけない。
修士の入試では、担当した受験生の志願理由の文章と卒論を読む。
博士課程の入試では、修論を読む。
すごい数になる。加えて、そもそも卒論の審査をしている。
もちろん、修論の審査もある。加えて、博論の審査もある。主査は志望寸前だし、審査に加わると、修論や博論を読み込んで質問しないといけない。
もちろん、修論の指導教員や博論の指導教員は、副指導でも、それと同時に山場。
加えて、作問して、あらゆる入試の立ち番して、面接して、採点して、集計して、合否を決めている。
日本の冬は寒い。校舎も寒い。
しかし、雪が降ったのでたどり着けませんでした、なんて訳にはいかない。ホテルに泊まるのは、ほとんど必然的だが、自腹。
一体、このスケジュール組んだの誰?と、毎年絶叫しそうになりながら、乗り切る。
手当て?
仕出し弁当は、何種類かから、選べたりするときもある。お茶のペットボトルも、大概つ
いてくる。
しかし、何だか、やれやれ、であるわ。