パラ・エスノグラフィ・ライティングにおけるアクションリサーチとエスノメソドロジーの融合試論(フィールドノーツ2025Jan19)

アクションリサーチを行いながら、それをエスノメソドロジー的に分析する。

これを、私のやり方の簡単な解説に置き換える可能性について考えている。

教育社会学は、エスノメソドロジーを採用する場合に、近い手法を取ってきたと思う。しかし、それは、エスノメソドロジー的に分析した結果を、社会的アクションに繋げようとする、という方向性を持っていた。

私の採用しようとするやり方は、それとは異なる。

現場で、社会変革を求めてアクションリサーチとして行っていること自体を、同時にエスノメソドロジー的に分析する。つまり、自分たちの行っているアクション、それ自体の方法的な分析を行い、反省的に自らのアクションの精度を上げていく。

つまり、他者的な方法的分析記述を自らの方法に対して行い、それにより、より効果的な指し手について、戦略的に思考し実行していく。それは、須く、方法それ自体として、同時に分析される。加えて、このやり方、それ自体が方法論となる。

自己変革の自己再生の自己生成的な営みを、ボストモダンな思考のロジックを利用せずに実行する。

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