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25年シーズンから始まるプロ野球撮影ルール、今後どうなっていくのか?

2025年から適用されるプロ野球における撮影ルールは、ファンやメディアにとって新たな制約を伴うものとなります。これらのルールは主に、選手やチームの権利保護、また商業利用の不正行為を防ぐために設けられています。しかし、ファンの視点から見ると、いくつかの懸念が浮かび上がります。

今回もChatGPTくんと議論を重ねて記事をまとめました。割と後半は私の意見強めです。皆さんはどう思いますか?

1. ルールの主なポイント

まず、新ルールでは試合中のプレーに関して大きな制限が課されます。プレー中の選手を撮影することが禁止され、ファウルボールが飛んできたり、選手がサインを出したりするシーンでもカメラを向けることができなくなります。

また、商業目的での大規模機材の使用にも制限がかかります。これまで、大型の一眼レフカメラやビデオカメラを使って試合を撮影し、それを商業的に利用する事例が問題視されてきました。今回の規定では、こうした行為を厳しく取り締まり、プロ野球における著作権や肖像権の保護を強化する方向です。

さらに、リアルタイムでの試合配信やデータの共有が禁止されます。これにより、SNSなどでのライブ配信や、個人が勝手に試合の経過をアップロードすることができなくなります。試合の観客であっても、スマートフォンを使ってその場で試合の様子を世界に向けて発信することは許されなくなります。NPBは、試合の公式な映像やデータを管理し、適切な形でファンに提供することを目指しています。

2. ファンとしての懸念点

しかし、こうしたルールが導入される一方で、ファンにとっては不満や懸念が出てくるのも自然なことです。

まず一つ目の懸念点は、ファン体験の制約です。特に、プレー中の撮影が全面禁止されることで、スタジアムでの思い出を記録する楽しみが減る可能性があります。これまで、ファンは選手のプレーシーンや特別な瞬間を自分のカメラで収め、SNSにアップすることで他のファンとその興奮を共有してきました。新しいルールによって、こうした体験の一部が奪われることになります。

二つ目の懸念点として、ルールの解釈の難しさが挙げられます。「プレー中」とは具体的にどのタイミングを指すのかが曖昧であり、ファンがどの瞬間にカメラを向けて良いのかを判断しにくい場面も出てくるでしょう。例えば、試合が一時中断したときや、選手がベンチに戻る際のシーンはどう扱われるのか。こうした曖昧さが残ることで、現場でのトラブルが増える懸念もあります。

三つ目の懸念は、商業目的か個人目的かの判断が難しい点です。多くのファンが撮影を個人的な楽しみとして行っていますが、SNSで広く拡散されると、それが商業利用とみなされる可能性もあります。特に、フォロワー数が多いインフルエンサーなどの場合、彼らの投稿が「商業的」と見なされ、規制の対象になることが考えられます。ファンとNPB側でのトラブルが増えるリスクが高まるでしょう。

3. 新ルールの意義と今後の課題

このように、新ルールには確かにファンにとっての懸念点が存在しますが、一方でプロ野球の世界を守るための必要な措置であることも理解できます。選手やチームが自らの権利を守ること、また公正なゲーム運営を維持するためには、不正利用を防ぐ厳格なルールが不可欠です。ファンとNPBがともに新しい形の応援スタイルを見つけるための対話が重要になるでしょう。

今後は、ルールの詳細をより明確にし、ファンが安心して試合を楽しめる環境作りが求められます。また、撮影や配信に関する規制を遵守しつつも、ファンが思い出を残せる方法を模索していくことが必要です。たとえば、公式による撮影サービスの拡充や、SNSで共有できるコンテンツをファン向けに提供するなど、NPB側からのサポートがあれば、ファンの不満も解消されるかもしれません。

新しいルールの導入はプロ野球の未来を守るための一歩ですが、その過程でファンとのつながりを大切にする姿勢が問われることになるでしょう。

4. 望まれる「セリーグTV」の立ち上げ

新たな野球ファンの獲得には、セリーグが新たなメディアを構築する必要があります。パリーグが既に「パリーグTV」を立ち上げ、SNSでのハイライト動画やまとめ動画を公開している一方、セリーグはまだそのような取り組みをしていません。また、一部球団の主催試合もDAZNで中継されておらず、既存メディアからの脱却が進んでいません。

そんな中、SNSでのファンが撮影・共有する写真・動画コンテンツは新たなファン獲得に寄与しています。しかし今回のルール改正でそれも難しくなります。

そこでリーグ主導で新たなメディアを構築し、さらに若いファンや女性ファンの増加を図り、プロ野球をより魅力的なコンテンツにする必要があります。この流れを止めず、リーグ全体で団結することを願います。

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