認知症フォーラム
令和5年1月28日(土)
いにしへホールで「認知症フォーラムin南さつま」が開催されました。
①南さつま市認知症地域支援推進員の片平智博氏による講話「認知症の基礎知識・キャラバンメイトの活動について」
脳の一部の細胞が死ぬことで、中核症状(7つに分類)が現れる。
環境や心理状態で行動・心理状態が変わるので、対応は余裕を持って穏やかに声かけし、傾聴することが大切であるとのこと。
②鳳凰高校の看護科、加世田常潤高校の生活福祉科の生徒さんによる発表「認知症サポーター養成講座を受講して」
③講師の下坂厚氏と地域支援推進員の鬼塚氏・寺田氏による対談形式の講演「認知症と向き合う」
下坂氏は46歳で若年性アルツハイマー型認知症を発症し退社。現在はデイサービスセンターで勤務しながら講演会やSNSで認知症の啓発活動を行っており、フリーカメラマンだった腕を活かした写真と詩も発表されています。
診断を受けた時の落胆、退職後の経済的不安、デイサービス勤務を始めて仕事に対する考え方が変ったこと、家族とのかかわり等詳しくお話しいただきました。
また、認知症であることを公言できることが、認知症にやさしいまち・ひとにやさしいまちであると話されました。
高齢化が進むにつれ認知症の患者さんも増えて来ます。
そのせいか、最近、行方不明者の捜索が増えてきています。
多くの住民が認知症に対し、正しく理解することが必要です。