素敵な暮らしのあの人に 14【花や植物、たくさんの“好き”を詰め込んだこだわりのお家】rumiさんのお家(前編)
光が降り注ぐ大空間の吹き抜けリビングに、グリーンやお花、お気に入りの家具がそこかしこに。見とれてしまうほど素敵なお家で暮らすrumiさん(@rumyroom)を訪ねました。こだわりを感じる花やグリーンのインテリアについて伺います。
家族がゆるりと繋がる居心地のいい家
大きな吹き抜けのあるお部屋にたくさんのグリーンやお花が飾ってあって、思わず深呼吸したくなるお家です!インテリアのテーマは何ですか?
「家族みんながくつろげる自然素材の心地いい家」です。
家づくりを始めたばかりの時に訪れた展示場が、無垢と漆喰で作られた自然素材のお家で。花粉の時季なのに空気が綺麗で軽いこと、裸足になってみると足裏に感じる柔らかくサラサラとした無垢床の感触……。あまりの心地よさに虜になり、そこから無垢材や漆喰や珪藻土などを使って建ててくださるハウスメーカーや工務店さんをいくつもまわり、この家を建てて下さった工務店さんと出会いました。
漆喰の特質上、空気を調湿し浄化してくれるので、まさに深呼吸したくなるお家が叶いました。さらにはそうした自然素材が、私の大好きなヴィンテージ家具やアンティーク雑貨、そしてお花やグリーンなどにとても馴染むのも嬉しいメリットでした。(rumiさん)
もう一つ希望していたのが「開放感のある家」です。
それが叶うのが「SE工法」。耐震等度は最高なのに、視界の邪魔になる柱や壁をなくしても、吹き抜けなどの大空間を実現できるんです。できるだけ外と内、1階と2階が開放的に繋がるように設計していただきました。
そろそろ思春期にさしかかってきた我が家の子供たちが、2階にいたり家のどこかにいたりしても、個々にくつろぐスペースを確保しながらもお互いの気配を感じられるように。なおかつゆるりと繋がることができる空間作りができました。(rumiさん)
知りたい!お花をフラワーベースに素敵に飾るコツ
花とキャンドルの教室を主宰されているrumiさん。お花やグリーンの飾り方がとっても素敵です。そこで、KOZの人気フラワーベース、ferm LIVINGのミューズベースに春のお花を活けていただきました!お花の選び方や飾り方などのアドバイスを伺います。
お花のいけ方は本当に決まりがなく自由なのですが、素敵に見せるコツは花器とのバランスです。花材によっていけやすい形状の器があるので、器選びも大切かと思います。
例えば、ぽってりとした紫陽花などは縦長の筒状の花瓶にいけるよりぽってりとした花瓶にボリュームを出して、花瓶の高さより花が高くこんもりとなっても美しく見えます。(rumiさん)
紫陽花の場合、茎はあまり見せなくてもいいですが、チューリップなどは筒状の高さのある花瓶に茎を見せて飾る方が高さを強調できて美しいですね。ガーベラなどもそうです。お花や花瓶によって、実際いける際の黄金対比も教室ではお伝えしています。(rumiさん)
ferm LIVINGのフラワーベースはとても使いやすく、どの種類の花材にも使えそうです。縦長でありながらも筒形ではなく丸みもある上、口の部分が細くなっているので、バラやチューリップなどの真っ直ぐなお花はもちろん、枝物や垂れ下がる系のクリスマスローズやクレマチスなども美しく飾れると思います。(rumiさん)
マットな質感ですので、かっこよくスッキリしたモダンなインテリアに馴染みそうで、いくつか欲しくなりました!(rumiさん)
もう一つのコツとしては、旬のお花を選ぶことです。どんなに好きなお花でも、今の季節に合わないものは痛みも早く、どこかクタッと見えてしまいます。春には春の、夏には夏の、素敵なお花がありますので、季節に合わせて今が見頃のお花を愛でて欲しいなと思います。(rumiさん)
今はハウス栽培でずいぶん早く春のお花が年末くらいに出回ったりしますが、やはり茎が細かったり弱かったりします。旬のお花は価格も安くなり、量もたくさん出回ってくるので、お花屋さんを覗けば分かりますよ。お気に入りのお花屋さんを見つけたら、尋ねてみてはいかがでしょうか。しょっちゅう来てくださる方には、きっと「今が買い時ですよ」と教えてくれると思います!(rumiさん)
空間を彩るポスターに注目
ところどころに飾っているポスターも良いアクセントになっていますね!ポスターの選び方や飾り方のポイントを教えてください。
我が家の悩みは壁が少ないことなんですが、動物が多い我が家はインテリアの楽しみ方は壁を使うか天井を使うかなんです。なので壁にはポスターをはじめ、スワッグやリースをついつい飾ってしまいがち。スッキリ見せるには余白が多い方がいいのでしょうが、大好きなポスターがいつでも目に入る空間が今はとてもお気に入りです。(rumiさん)
選ぶものはインスピレーションで選ぶことも多いのですが、やはり自然素材の漆喰に似合う雰囲気のものが多く、一枚ものや手書きのものが多いです。カチッとした文字のポスターよりはハンドドローイングのアートが好きです。色味も優しいものを選べば、余白が少なくてもゴチャつかないかなと思います。(rumiさん)
フレームも少し値段が上がりますが、天然素材の木製フレームや真鍮などを選びます。フレームの色味は周りのインテリアとの相性を考えて選ぶと雰囲気が統一されてゴチャつかないので、かなり時間をかけて選んでいます。
山口一郎さんの原画はフレームも付いて額装して届きますので、フレームの色味をしっかり確認してから購入しました。
KOZLIFEの社長さんのお宅のように、たくさん飾るのも海外のお家みたいで大好きです!
いつかそんな風に飾りたいなぁと思っています。(rumiさん)
広々としたお家に飾られたグリーンやお花、ポスター。それぞれが空間に溶け込みながらも存在感があり、rumiさんの「好き」を表現したアートのようでした。うっとり、ため息をついてしまうほど素敵!アドバイスを参考に、まずはお花屋さんを覗いてみようと思いました。 後編は二度目の家づくりを中心にさらにインテリアについて伺います。
どうぞお楽しみに!
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