晩秋の散歩

「綺麗だねー。」
「真っ赤に紅葉しているね!」
「お日様の光で赤い葉っぱに明かりが灯っているみたいだよ!」

今日も青空が広がって風もなく、こざる達は りこちゃんを車椅子に乗せて ちょこっと散歩です。
11月末となり、朝晩はだいぶ気温も低くなってきましたが、
日中は風がなければ、まだそんなに寒くなく、高齢の りこちゃんを散歩に連れて行っても大丈夫です。

「りこちゃん、ウトウトしてるよー。」

日差しがポカポカと暖かくて、りこちゃんは笑顔のまま ウトウトしています。

「どんな夢、見ているのかなぁ?」
「りこちゃん、食いしん坊だから、何か食べる夢じゃない?」
こざる達、笑いながら うんうん頷きます。

向こうからベビーカーを押したお母さんがやって来ます。
赤ちゃんは スヤスヤと眠っています。

「りこちゃんも 赤ちゃんみたいだよね。」

ベビーカーが、りこちゃんと こざる達の横を通り過ぎていきます。

「りこちゃんと赤ちゃん、何か交信したかな?」
「テレパシーみたいに?」

以前も、noteに同じようなことを書いたと思いますが、
赤ちゃんと お年寄りは どこか似ているような気がします。

「赤ちゃんが成長して大人になって、そして年をとって 高齢になって、元に戻っていくようなそんな感じがするよ。」

川の上流で生まれて、成長するにつれて川を下って海へ行き、また生まれた川に戻ってくる、そんなイメージです。

「世話を必要としている存在の赤ちゃんとお年寄り、どちらも何も心配することなく 安心して守られるべきだし、そうあってほしいな。」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
新たなコロナ株のニュースも心配ですが、油断することなく引き続き要警戒でいきましょう。
よい毎日でありますように (^_^)