きつね色のバタートースト、美味しく食べて免疫力アップ
「買ってきたよー。」
すぐ近くのコンビニから こざるちゃんが帰って来ました。
「ちゃんと 普通にあったよ!」
手には バター、大好きな よつ葉バターです。
「値段も スーパーと同じだったんだよ!」
「以前は、コンビニは少し高い印象があったけれど、今はスーパーと変わらない価格のものも多いよね。」
「何でも売ってるから、パッと行ってパッと買えて、手短に済んで便利だよ。」
皆、うんうん頷きます。
今、品薄になっている商品がいくつかあります。
ご存知のように バターもその一つです。
「僕たち、特にたくさんバターを消費しているわけではないけれど、
ある日、そろそろバターがなくなりそうだから買おうと思って スーパーに行った時に見たら、
あれ? って、棚がすっからかんだったんだ!」
免疫力をつけるのにバターが良いということのようで、
「欠品しています。ご迷惑をおかけしています。」という札が貼ってありました。
「でも、マスクやトイレットペーパーのように、全く見かけないということはなくて、
少しだけどちゃんと入ってきていて….」
「それでも入って来ると、また皆が買って欠品になって、『一家族様、お一つで』って札が貼ってあったよね。」
免疫力がつくという食べ物が人気のようで、納豆にも同様の札が貼ってありました。
「それに在宅ワークの人達が増えて、その分、出かけずに料理をする人も増えているようだしね。」
「働きに出て外で食べていた分も家で作って食べるし、子供の給食もなくなって その分も作るからね。」
「品薄になりながらも、こうしてちゃんと入荷するってことは、
この大変な中、毎日、働いて作っている人達がいて、請け負っている問屋さんがいて、配送してくれる人達がいて、
スーパーで棚に並べている人達がいてくれるからだよ。」
皆、うんうん頷きます。
生き物は、生きている限り食べ続けます。
食べることは生きること、とても大切な基本的なことです。
特に高級品である必要はありませんが、どんな素材なのか、どう体に作用するのかを知ることは大事だと思います。
「これを機に、何をどう食べたら体にいいのか、そんなことを見つめ直すのもいいかもしれないよね。」
「美味しいものを美味しく食べるのは、最高に幸せだもん!」
ラジオから明るく希望に満ちた歌が聴こえてきます。
「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』って そんなに単純じゃない
この夢想家でも それくらい理解ってる
大量の防腐剤 心の中に忍ばせる
晴れた時ばっかじゃない 湿った日が続いても腐らぬように」
Mr.Childrenの『ヒカリノアトリエ』です。
こざる達も一緒に歌います。
「たとえば100万回のうち たった一度ある奇跡
下を向いてばかりいたら 見逃してしまうだろう
さぁ 空に架かる虹を今日も信じ 歩き続けよう
優しすぎる嘘で涙を拭いたら 虹はもうそこにある」
「僕たちは、このトーストに このバターを塗って おやつにしようよ!」
「じゃあ りこちゃんに言って来る!」
こざるちゃんが歌いながら嬉しそうに りこちゃんの部屋へ向かいます。
「『一体何の意味がある?』 つい 損か得かで考えてる
でも たった一人でも笑ってくれるなら それが宝物
誰の胸の中にだって薄暗い雲はある その闇に飲まれぬように
今日をそっと照らしていこう
過去は消えず 未来は読めず不安が付きまとう
だけど明日を変えていくんなら今 今だけがここにある」
「りこちゃーん、そろそろ おやつにしようよ! 今日はミルクティーと、こんがりきつね色のバタートーストだよ!
ジャムもハチミツもあるよ! 一緒に食べよう!」
「遥か遠く地平線の奥の方から
心地好い風がそのヒカリ運んで僕らを包んでく
たとえば100万回のうち たった一度ある奇跡
ただひたむきに前を見てたら 会えるかな
空に架かる虹を今日も信じ歩き続けよう
優しすぎる嘘で涙を拭いたら 虹はほらそこに
過去は消えず 未来は読めず不安が付きまとう
だけど明日を変えていくんなら今
今だけがここにある きっと虹はもうここにある」
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
バターたっぷり、こんがり きつね色のトースト、昔から りこちゃんも大好きです。
よい毎日でありますように(^_^)