Fit Boxing がわたしにくれたもの
きっかけは運動不足感。
自分の運動不足は今に始まったことではなくて前からなのだけれど、わたしと同じく超インドア派の息子とも、学校も長く休みだったことだし何か運動したいよね、という話で意見が纏まった。
そこで外に出ようとしないところが筋金入りのインドア派。晴れの日も雨の日もいつでも寄り添ってくれている Nintendo Switch に身体を動かすソフトはいくつかあって、ダンスも楽しそう、違うものにしようか、リングフィットアドベンチャーも欲しいけどまだ入手困難だ、おや、このご時世だからか Fit Boxing がセール価格になっている、息子よ、どう？どれやってみたい？なんてふたりで相談してみた。
運動というのはこれまで習慣化していないとそれだけでハードルであり、そこに外に出るというハードルが更に加わるとか、外を歩くだけとしても気候に振り回されることや、ジムなどに行くなら周りと関わる可能性もあるわけで、正直出不精のコミュ障には挫折する未来しか見えなくて、外に出るという選択肢は難しくて。
自宅で楽しく運動出来るなんて、いい時代に生まれたのではないか？とポジティブに構え、息子が決めた Fit Boxing をお試しプレイしてみることにした。
楽しいね？うん、製品版も買うか、とお試し２日で決めた。
はじめはジャブとストレートの違いもよくわかってなくて、そこにアッパーが加わるとアッパー入んない！！入んない！！とそこで躓き、フックに至っては肘の加減にしばらく調整を要したりしたけれど、なんとなく楽しみながらひと月半ほど継続出来ている。息子は微妙に離脱しているけれど、まあ子どもなので予想通りではある。
ダイエット効果に関しては、まだ短期間ということもあり劇的な変化の印象は無いけれど、運動０から始めて継続出来ていることで若干数字は良い方に傾いている感はある。
なんとなく、身体的には汗の質が変化したこと、お腹のお肉は全く減らないけれど、少し柔らかく流動的になった感触があり、今後変化していくことに期待が持てること、３階の職場まで階段を上がるときに息切れする程度が少しマシになったことを感じてはいる。
しばらく継続して、予想外だったのはメンタルへの効果。
物理的に殴りたいという気持ちは無いのだけれど、日々の暮らしの中でへこたれた自分やもやもやしてる自分を時に殴り飛ばしているような気持ちになれることがある。ダメな自分に、もう！もう！もう！こんにゃろ！みたいな可愛らしさではあるが、少しだけ自分の励ましになる。
また、時間の設定もその日の調子に合わせて変えてはいるのだけれど、たとえたまに10分の日があったとしても、１日も穴を開けずに継続した、という履歴は頑張った自分を認める材料になり、今日もやり遂げたよ、という気持ちは次へのモチベーションになり得る。長くやればやるほどこの効果は強くなるのではないだろうか、自己肯定感、育つまではいかなくてもひとつ自分を誇れるものがあったら随分違うのではないか、と前向きになれたりするのもまた本当で、継続というのは本当にチカラなのだろうなと思えたりする。
この先、３ヶ月、半年、１年という期間でどういろいろな面が変化していくだろう？そんな期待を自分に抱けるのはとても良い傾向で、気付くとネガティブ停滞してしまうタチながら少し未来を見ようとしている自分にサムズアップしたくなったりする。
そんなことをつらつらとnoteに纏めよう、と準備をしていたのだが、昨日Nintendoさんの抽選でリングフィットアドベンチャー購入の権利が当選したとメールが来た。
すぐに職場でのお昼休みに手続きをし、帰宅したらSwitchに存在していた。
まだコントローラー的に10月まではプレイ出来なくて横目で見ながら Fit Boxing をやっているけれど、運動を継続することに慣れてきたいま始めることは良いタイミングだなぁと期待が膨らむ。せっかくここまでやったのだから、時間の調整はするにしても両方楽しく継続してみたい。
違うタイプのものが入ることで、少し踏み込んだ運動が出来るのではないかな？という期待。どんな身体作りをしていこうか、という心地よい緊張感。
少し先の楽しみが、継続していけばもっと先の楽しみになっていく。
自分に期待、していけること、生きていく上でとても大きなことだと思う。
運動からその答えが出ること、気付けたことを心から嬉しいと思う。