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職業としての地下アイドル #塚本本棚

一生交わることがない場所かもしれないなと思って手に取ってみました。

今日は「職業としての地下アイドル( https://amzn.to/2Q5uUal )」姫乃たま (著) #塚本本棚

本書は業界を俯瞰的にというより、姫乃氏の視点からの業界分析という感じでした。娘を持つ親の目線で見ると中学高校時代の孤独感や承認欲、または周りの環境次第では見えてくる世界なのだと感じました。

平均年収は140万くらいで、大学生などの美容資産が最大化されるときになる人が多いようです。キャバクラのように攻撃的ではなく、どこか社会に生きづらさを覚えた思春期の人たちと、30代の孤独の接点にある産業なんだなと感じます。変なじめじめとした感じもあるけれど、どこか共依存で成り立つ居心地の良さがあるのかもしれないなと思いました。

現在の地下アイドルのインタビューや地下アイドルを支える裏方の人たち、ファン層、地下アイドルを卒業した人たちの末路まで追えたら、もう少しルポっぽくなったのになと感じますが、ご自身も地下アイドルであったため難しかったのかなとも。

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