1分で斜め読みできるざっくりキャリア理論まとめ
私がキャリア理論を学ぶ中で、新しい視点を得たものをピックアップして紹介します。1分で読み切りたい方は、太字だけ追いかけてください。そうでなくても3分かからないと思います。
なお、お断りをしておきますと、各理論の詳細を省いてごく部分的な紹介をしている上に、私が研修を通じて学んだことや気づいたことなども含まれるので、そういう意味では不正確な表現になっている可能性があります。
正確な理論が知りたい人は、すみませんがご自身でどうぞ。
ライフ・キャリア・レインボー
スーパーが提唱。
キャリアとは仕事だけに限らない、人によって複数の役割(労働者、夫、親、市民など)を担っている。それぞれの年代において、思うように自分の役割を全うできていれば、キャリアは充実していると言えるよね、という考え。
例えば、労働者の役割としては充実していても、親の役割には思うように労力をかけられていない、となればキャリアは充実しているとは言い難い。
キャリア自己効力感
バンデューラが提唱。
自分ならできると思えると、キャリアの可能性が広がるよね、という考え。これは後天的に高めることもできる。
自己決定理論
デシとライアンが提唱。
誰かに言われたり、仕方なしにやったりするんじゃなくて、自分自身の価値観にあっているからやろう、という動機付けこそがパフォーマンスの質を高める、という考え。
プランドハップンスタンスセオリー
クルンボルツが提唱。
キャリアには偶然の作用が大きいから、偶然を積極的に活用していくといい、という考え。
これまで、偶然によってどんな影響を受けてきたか、洗い出してみるといい。
偶然をキャリアに活かすための指針は5つ。好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心。
トランジション
ブリッジズが提唱。
人生は転機の連続。転機は始まりがスタートではない。終わりからスタートして、宙ぶらりんの過渡期があって、次に始まりがやってくる。終わりのときの振る舞いこそが大事。
キャリアアンカー
シャインが提唱。
人がキャリアで重要視したい概念は8つに分類され、誰もが必ず1つのみに当てはまる。社会人経験の浅いうちは複数の概念を行ったり来たりするが、社会人歴10年くらいすると定まってくる。
転機のキャリア理論
シュロスバーグが提唱。
転機を乗り切るために、頼れる資源は4つのS。
1 状況(Situation)
2 自己(Self)
3 支援(Support)
4 戦略(Strategy)
キャリア理論ひとつひとつの抽象度は高いですが、それゆえに自分の事象に引き寄せて解釈する余地も大きいです。
何か刺激となる考え方があったなら嬉しいです。(私が提唱したわけではまったくないですが、勝手に嬉しいです)