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目から鱗だった食のはなし

 「生きているものを食べてますか。」

ある食事の講習会にいった時、そう聞かれて大きな衝撃を受けたことを思い出した。

「いただきます。とはいのちを戴くということ、いのちがあるものを口に入れて、ちゃんといのちを戴いてますか。」

そう話す講師にうなずきながらも食生活はどうだっただろう、、と深く反省したのが10年前の話。

長男が卵と小麦粉のアレルギー、双子が早産児で産まれたこともあって、かなり食には気をつけていた方だった。

有機野菜、無農薬、健康食品。けれどそれらがすべて「生きているもの」ではなかった。

「きれいに精米した白米は、水につけも発芽しません。発芽できないお米は生きていると言えますか?」

「食べた果物の種から芽がでますか。」

その言葉を忘れていたわけでないけれど、

自家製小麦粉からつくったパンを食べたとき鮮明に思い出した。

美味しい上に、食べた後よく眠れ、目覚めてもスッキリ。

生きているものを食べるとこんなに元気になれる。

忘れていないけれど、なんとなく疎かになってること、たくさんある、


明日から、また意識して「いただきます」を心から言える食事ができたらな。そんな風に思う。




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