メンタルトレーナ相談室

「わかっている」と思っているとき、見えない壁にぶつかっている。

コラム

「わかっている」と思っているとき、壁にぶつかっている。

自分の成長を振り返ったときに、
成長の要因は「わかっている」と言わなくなったことだと思います。

読書に少しハマったときの私は「成功者とは〜」と自分がこの世のすべてを知っているかのように同期や友人に話していました。

先日、私のメンタルトレーニングを受けている学生から

「成功者は、行動するかしないかですよね」

と語られて、昔の自分と重ねました。

「懐かしいな…」と可愛いらしささて感じました。


どんな壁にぶつかっているのか。

読書などの勉強をしていくと、ぶつかる壁です。

どんな壁かというと、

「わかっている気になってしまう」という壁です。

私が愛読するビジネス書や自己啓発本を読んでいくと、
「こんなに勉強しているので、私はまだまだわかっていない」と書かれています。

勉強を継続していくと、自分の無知さに気づくのです

私が尊敬している人も、書籍を10冊以上出版しているのに、
「まだまだなんだよね…」と言っていました。

これは、いやらしい謙遜ではありませんでした。
心の底になる本音で、ふと溢れ出したのです。

先日、メンタルトレーニングをしている経営者の人が
「メンタルのことなんとなくわかって気がしました」と言いました。


私は素直に「え、それ教えてほしいな」と思いました。

私はメンタルトレーナーとして、様々な「メンタル」に関するアドバイスをしておりますが、
「メンタル」は奥が深く難解です。

日々の勉強が欠かせません。


わかっている人ほど、わかっていないといい、
わかっていない人ほど、わかっているというのではないでしょうか。




壁にぶつからないためにはどうしたらいいのか?

尊敬している人は、本を10冊「も」出しているのに「まだまだ」と言います。
私は、初めての出版依頼がきて踏ん反り返っていました。


気づかないうちに、天狗になっていたのです。
冷や汗をかき「このままではまずい」と思いました。

この経験から、
良いことなどが起こると基礎に戻るという言葉を胸に刻みました。

「わかっているな」と思うと、それ以上学ぼうとは思いません。
勝手に自分の中で、奥深い道を行き止まりにしてしまっているのです。
これは、もったいないです。

壁にぶつかっているかどうかは、見えません。
一見すると、「わかっている」と思っているので順調そうにみえるからです。

順調そうに見えて、自分の大きい広がる可能性を狭くてしています。


私は、改めて2019年基礎を大切にしました。

・話すとき目を見て話す
・挨拶をきちんとする
・毎日本を読む
・コーチングとメンタルの本を毎日読む
・ありがとうとごめんなさいをしっかり伝える

などの基礎です。

私のメンタルトレーニングでは「声を出すトレーニング」をします。
具体的には電話で「私には価値があると3回言ってください」と言い、クライアントにいってもらいます。

これは、メンタルの本を読んでいたときに「メンタルをよくしたかったら、ポジティブな言葉を使うこと」と書いてあったのを取り入れました。

私がメンタルについて「わかっている」と思っているとき、

「ポジティブな言葉を言ってメンタルが向上したら苦労しないわ」と思っていました。

基礎を大事にして、本を注意深く読み込んで見たところ科学的根拠もあります。
実際にクライアントに試してみたら、効果絶大でした。


わかっていると思ったとき、まさに見えない壁にぶつかっているのではないでしょうか。


最後に

「日本全国メンタルトレーニングの旅」をしています。
2019年に入ってから16都道府県でメントレを実施しました。
9月の上旬に東北にいく20都道府県に伸ばすつもりです。

旅をするのも、恥かしながら「行かなくても動画で観れるから、行く必要ある…?」と思っていたことがあります。
実際に足を運んでみると、口にしていた自分が恥かしくて穴が入ったら入りたいくらいです。

「わかっている」と思っているとき、まさに壁にぶつかっていました。

追伸

「つもり」にならないように…と思って、
死ぬ前にやっておきたいこと「富士山に登る」を制覇してきます。

見えない壁には、自ら率先してぶつかるくらいがちょうどいいのかもしれません。


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