どう生きるか つらかったときの話をしよう
要約
人生に訪れる苦しい時期、どう乗り越えればいいのか。その答えを探している人にぴったりなのが、水野敬也さんのこの本です。
著者自身の経験や、多くの人が直面した挫折のエピソードを通じて、困難な状況に対する考え方や乗り越え方が具体的に語られています。失敗や挫折を恐れず、それを成長の糧として前向きに生きる姿勢が、実践的なアドバイスとともに綴られている点が印象的です。
また、人間関係や孤独感への向き合い方にも触れ、「一人で悩んでいるわけではない」と思わせてくれる温かさがあります。水野さん特有の軽妙な語り口が、重いテーマを明るく爽やかに感じさせてくれるのも魅力のひとつです。
読了後には、自然と前を向きたくなるような前向きな気持ちと、新たな一歩を踏み出す勇気が湧いてくるでしょう。困難に直面しているすべての人に読んでほしい一冊です。
感想・気付き
自分はどう生きたいのか。
自分はどういう人間なのか。
それを知らなければ、心底楽しい時は過ごせないし、
「なんかなー、こういうことじゃないんだよなー」感が続いてしまう。
自分を知るためにはまず、自分の価値を自分の中から知ることだ。
ここで大事なのは、自分の中から価値を見出すことだ。
会社でこれやってますとか、肩書とかに価値を置くのではない。
肩書とかを捨てたときに残るものが自分の価値だ。
だが、会社に勤める中で自分の中の価値を見つけるのは難しい。
会社の中に価値を見出しがちだ。
そうならないよう、自分軸で考える癖をつけよう。
会社でこの仕事なら楽しくて、こういう立場にいます。
ではなく、
私はこういうことをしたいので、この会社でこの立場に立ち、こういう仕事をしています。
後者の考え方は自分の中から外へ価値を見出している。
あくまで、自分のしたいことがあって、そのために頑張っているんだと胸を張って言えるようになろう。
それがないと老後、なんもない感におそわれてしまう。
人生の最後まで心底楽しく生きるためにも、自分の中の価値を見つけよう。