最終面接直前でお見送り…|転職活動奮闘記 Vol.07
今回は、とある会社の選考が進んでいき、最終面接の直前でお見送りになってしまう…というエピソードを書いてみたいと思います。
書類選考お見送り、ではなく通過
OpenWorkという転職サイトにて、とあるIT系の企業(以下T社)に応募しました。
後日、「お見送り」の旨が書かれたメッセージが届きます。
書類選考がお見送りになるのは、この時期にはすっかり慣れていたので、特に気に留めていませんでした。
その数分後くらいに、「訂正再送」と件名に書かれたメッセージが届き、このような内容が書かれていました。
「先ほどのメッセージは誤って送信されたものでございます。」
「大変申し訳ございません。そちらのメッセージは放念していただけると幸いでございます。」
おっと。こんなこともあるのか。
一次面接
後日、一次面接がありました。
面接相手は、会社情報によると「取締役」の方でした。
ベンチャーだと、採用活動も兼任するのも珍しくないんでしょうね。
面接は終始リラックスした雰囲気で進んでいきました。
質問内容も、今までの経歴に関することを深掘りするなど、基本的なものがほとんどでした。
ひとつだけ変わった質問が。
「当時に従事していた同じ職種の人が、社内に仮に100人いたとしたら、こうやさんはその中で上から何番目だったと思いますか?またその理由はなんですか?」
ちょっと変化球ですね。
その場で頭をフル回転させて、T社の「求める人物像」に当てはまるようになんとか答えを考えた気がします。
その質問の意図はなんだったんでしょうかね。
二次面接
一次面接終了後、数日後にメッセージが来ました。
「先日はありがとうございました。こうやさんには、〇〇事業部のカスタマーサクセス(以下CS)職として、選考に進んでいただきたく思います。次回につきましては、CSリーダーであるAと面接していただければと思います。」
といった旨の内容でした。
後日、Aさんとの面接がありました。
Aさんは女性の方で、
「なんか、仕事できそうな人だな!」
という第一印象でした。
そのAさんとの面接は一風変わったものでした。
面接の最初に
「私、面接の時は基本的に質問してもらってるんですよ。もし一緒に働くことになった時に、ギャップがないように。ということで、こうやさんの方からなんでも聞いていいので質問してください。どうぞ!」
といきなり言われます。笑
僕は一瞬、「えっ…」と戸惑いましたが、
いろいろと質問をしてみます。
Aさんからの回答に対して、また新たに質問をします。
話を聞いていくうちに、
「なんかすごく仕事に対する考え方も素敵だし、この人と一緒に働きたいな〜」
とぼんやりと思っていたような気がしますね。
それくらい、とても魅力的な方でした。
最後の方に、
「一応、面接ということで形式的なことも聞きますね。」
ということで、Aさんの方から条件面などいくつか質問をされます。
そして、
「では、最後にこうやさんの方から私に、なんでも良いのでアピールをしてください。どうぞ!」
と、いきなり振られてまた戸惑います。笑
(何をアピールしようかな…)
一瞬考えた末、
(現職での成功体験を語るよりも、僕こうやの人柄やパーソナルな部分をアピールしよう。)
と、なんとなく直感的に思い、そのようなアピールを語りました。
Aさんの反応はというと
「…なんか、うちの社長が好きそうですね。笑」
最終面接…ではなかった
後日、メッセージが来ます。
「こうやさんには、ぜひ次のステップへ進んでいただきたいと思います。次は、Sという者と面接していただきたく思います。」
求人要項には
「面接2回→最終面接→内定」
と書かれていました。
つまり、次は最終面接?
ということで、事前にT社の情報を集めたりSさんのインタビューを読んだりして、準備をして面接に臨みました。
そのSさんは「執行役員」ということで、面接前には流石に緊張していましたが、話してみるとすごく穏やかな雰囲気でした。
面接では、今までの経歴をかなり深ぼって聞かれましたね。
高校時代や大学時代についての質問もあった気がします。
そして、時折
「なるほど〜、だから〇〇というキャリアに進まれたんですね。」
ということを言っていました。
きっと、キャリアについての「一貫性」を見たかったのでしょう。
最終面接の前に面談
Sさんとの面接の後に、またメッセージが来ます。
「次のステップに進んでいただきたいと思います。次回は、条件面やポジションのすり合わせを行う面談です。」
この時点では、完全にT社の志望度が高くなっていました。
「この会社に行きたい!Aさんと働きたい!」
単純にそう思っていましたね。
この時期に、1社から内定をいただいていたのですが、僕の気持ちはT社に向いていたのでその内定は泣く泣く辞退させていただくことにしました。
「次は面談か…。いわゆるオファー面談とはちょっと違いそうだ。とにかく内定まではあと一息のはず。」
ちなみに、そのT社は勤務地が東京です。
仮に内定をいただいてT社に決めた場合、僕は愛知県に住んでいるので引っ越すのかどうするのか、という問題が出てきます。
転職活動を始める際に、この辺りは妻と話しましたが、いよいよ現実的になってきたということで、次の面談の前に妻と再度話し合うことに。
話があっち行ったりこっち行ったりし、その結果、妻と揉めてしまいました。
あらためて、転職によって100%満足できるような結果に落ち着くことは難しいし、何かを諦めなければならない、ということを実感しましたね。
そして、一次面接をしたOさんと面談をしました。
面談の内容は、これまでの面接の感想、他社の選考状況、条件面の確認などでした。
特に問題なく面談終了。
そして、その面談の中で
「次回は社長との最終面接」
という話が出ました。
最終面接の前にまさかの
「いよいよ次は最終面接か…しっかり準備しておかなきゃな…」
と思っていたところ、
T社からメッセージが来ました。
メッセージを開いてみると…
「お時間をいただいた中で大変恐縮ですが、次回のステップについては、見合わせたく、ご連絡いたしました。
最終面接に向けて調整を行っておりましたが、現在の弊社の都合により適切なポジションをご提示することが困難であると判断いたしました。」
………ええええ
恋愛で例えると…
気になる子と連絡先を交換して、
何回かご飯行って、
いい感じになって、
「あれ、これはそろそろ付き合えるんじゃね?」
と思っていたところに、突然向こうから
「他の人と付き合うことになったから、もう会えないわ!」
と言われたような気分。(どんな例えやねん。笑)
このメッセージを見た時は、さすがにショックで思わず
「マジかよ…」
と声が出ました。
おそらくですが、他に僕よりも条件の良い人がいたのではないかと思われます。
こればかりは仕方ない。。
縁がなかったと思うしかない。。
志望度が高かっただけに、その後数日は引きずってしまいますが、なんとか次へと気持ちをリセットします。
上記で書いたように、1社の内定を辞退していましたし、他にも選考を辞退した会社が何社かありました。
ちょうど11月の頭、転職活動を始めてから2ヶ月半。
ひとまず仕切り直しです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。