私設図書館もんができるまで③
前回の記事で、物件が決まったあたりまで振り返りましたので、今回はその続きから。
物件が決まってからは、建築家の植村さんと様々な打ち合わせをしました。
まずは、私設図書館の構想やコンセプト、僕が大切にしておきたいこと、そして大事な予算について。
構想に関しては最初の記事にて紹介しておりますので、ご興味ある方はこちらをご覧ください。
依頼はいずこへ
そして、その話をしていく中でどこに施工を依頼するかという話になりました。
その時、植村さんからご提案頂いたのがsoirolivingさんで驚きました。
なぜ驚いたか。
実はこの物件の前に紹介されていた中村区の物件を見に行っていた時、またオープンしたばかりだったsoirolivingさんの前を通り、ずっと気になっていたところだったのです。
個人的にもご縁を感じて植村さんから依頼していただき、快諾していただきました。
ここでの出会いから植村さんとsoiroさんが今に至るまで数多くのプロジェクトを共にしているのを見ていると、感慨深いものを感じます。笑
打ち合わせや申請
依頼先が決まると、ここからは打ち合わせや申請などの連続でした。
主な打ち合わせや申請をご紹介します。
【打ち合わせ】
・内装や施工予定など
・ロゴ
・ホームページ作成
・コーヒーや焼菓子の仕入の相談
・商工会議所の創業相談
・物件契約関連
・クラウドファンディング
【申請】
・個人事業の開業届
・食品衛生責任者の受講(飲食ができるように)
・飲食店営業
・古物商許可証(ゆくゆく買取もできるように。24年9月現在買取はしていません)
・物件での水道、電気
・クラウドファンディング
などなどです。
これらの中で特に紹介しておきたいところやこだわったところをいくつかご紹介します。
内装
これは言うまでもなくこだわります。
その中で僕が大切にしたかったものは、手で触れるものはなるべく自然のものが良いというところ。それと境界線をなくしたいということ。
なので、もんの内装は本棚やカウンター含めて木材を中心に使用しております。
それと、境界線をなくすということで、テーブルの形状は円卓を採用しました。
この辺りのこだわりや過程は、また別でご紹介します。
電気
僕がほとんど言っていないので、知らない方ばかりだと思いますが、電力の購入先にもこだわりました。
2016年の電力自由化から、一般の人でもどこから電力を買うかということを選べるようになっているのはご存知でしょうか?
そこで、僕が選んだのはCO2ゼロの100%自然エネルギーのみを販売しているハチドリ電力様。
ハチドリ電力|いま、私たちにできることを (hachidori-denryoku.jp)
運営しているのはボーダレスジャパンという、様々なソーシャルビジネス活動をしている会社。
よりよい社会と未来の為に始める活動だからこそ、こういうところにも拘りたかったんです。
それに見て!このご利用明細!かっこよすぎません?
自分がここから電気を買うことで、どれだけのCO2削減に貢献しているのかがわかるし、何に対していくら払っているのかがわかるんです!
こんなん見たら電気代を払うのも「喜んで!」ってなりますよね。
契約の切り替えも簡単だし、電気代もお値打ちなのでぜひ多くの人に切り替えてほしいです!
コーヒー
コーヒーや焼菓子など、口に入る物にもこだわっています。
コーヒーはもともと知り合いだった自家焙煎珈琲MochaMochaさんから。
ここで取り扱っているコーヒーは全てスペシャルティコーヒーのみ。
スペシャルティコーヒーの何が良いかと言うと、まずとても美味しい。
日本で流通しているコーヒーのトップクラスで、流通量は全体の約2%前後。
そんな高品質な豆を、焙煎の得意なMochaMochaさんの手にかかれば、さらに美味しくなること間違いありません!
そして、スペシャルティコーヒーは農園や品種、製造過程など細かい情報も分かるようになっております。
だから、自然環境の保護やフェアトレード(生産者、労働者に対しての支援に繋がる)なものが多いのもグッドなポイントです。
焼菓子
焼菓子は焼菓子moegiiroさん。
moegiiroさんもとにかく美味しいのが第一。
それに加えて、あまり打ち出してはないけど、実は国産無農薬の小麦粉の使用を中心に、砂糖やその他の材料もオーガニックなものばかりです。
24年9月現在は、なかなか仕入に行けないこともあり、おやつyouさんから仕入れております。
おやつyouさんは米粉を使用しており、乳・卵・小麦粉をしようしていないアレルギー対応の焼菓子です。
もちろん、味もとっても美味しいし、実はこの方、moegiiroさんでも働いているという……(個人情報すいません笑)。
ちなみに、仕入れには行けなくても定期的にmoegiiroさんには足を運び、激うまスイーツを頂いております。
口に入るものだから味にこだわるのは当然のこと。
それがどこからどのように来ているのか、可能な限りこだわっていったゆえの選択でした。
他にもこだわりポイントはたくさんありますが、今回はこの辺にします。
続きはまた次の記事にて。