食事について!!!
僕の食事!!
自己紹介でも述べたように僕は現在5品目(小麦、卵、大豆、乳製品、ナッツ類)除去食の食生活をおくっている。
正直、とても大変だ、、、。
病気が見つかるまではアレルギーもなく、何でも普通に食べていた。だから現在除去している食べ物の美味しさを知っている。
ラーメン、うどんなどの麺類はもちろんパンなども食べることができないし醤油、みそなどの調味料もほとんど使うことができない。
友達とかとご飯に行けば、僕が食べれない物を食べているし家での飲み会などになれば僕が食べれない物を買って持っていったりもする。
買い物に行けば、美味しそうやなーと食べれないものをじっと見ていることもある。
それでも僕が除去食を続けられる理由は、、、
除去食をすることで元気に毎日を過ごせるからだ!!!
元気に過ごせるということは本当にありがたく素晴らしいことだ。
元気に過ごせることは当たり前じゃない。
病気になって初めて気づくことができた。
なぜ、5品目も除去しているのか
皆さんはこう思っているだろう。
ここからは、5品目除去をしている理由について語っていこうと思う。
僕は2018年10月下旬頃~約2ヵ月の入院生活をおくった。
入院することになったのは、体調の悪化が原因だ。2018年6月頃~急激に体調が悪くなり仕事にも行けなくなった。まともに食事もとることができない。体重はどんどん減少していった。
そんな状態が約1ヵ月半続いた。当時は小麦、卵、乳製品、ジュースやお菓子などを除去していた。にも関わらず体調が急激に悪化したのだ。
定期的に通院している病院で現状を報告した。すると、医師は島根医大での診察を勧めてきた。
8月中旬。島根医大を訪れた。診察をしてもらい9月上旬に内視鏡検査を実施することが決まった。
9月中旬。内視鏡検査の結果はやはり悪かった。そして、10月下旬~入院することが決定した。
この頃は、職場の理解もあり仕事をずっと休ましてもらい、地元と島根県を行ったり来たり。
10月下旬。運命の入院生活がスタートした。
入院してすぐにおこなったのは内視鏡検査。ダブルバルーン内視鏡検査(生検)で徹底的に体を調べた。
検査の結果はやはり悪い。
そして、病気のことや入院中の食事に関しての説明が行われた。
入院生活では6品目(小麦、卵、大豆、乳製品、ナッツ類、魚介類)除去の食生活をおくることが伝えられた。
6品目除去の食生活を2~3週間続ける。それでも調子が悪い場合は6品目以外(米、肉、野菜の中)に原因があることになる。調子が良くなれば6品目の中に原因があることになる。
毎日、食事をすることが治療となった。
食事以外の時間は、たまに検査が入るぐらい。ダブルバルーン内視鏡検査(生検)は想像以上にきつい。内視鏡検査時に鎮静剤が効かず、急遽追加したのが原因なのかどうかは分からないが夜、嘔吐がとまらない。
地元とかなり離れた場所に入院していた為、誰かがお見舞いにくることもない。友達にも入院のことを伝えてなかった為、友達と連絡を取り合うこともない。
とても孤独だった、、。
入院してからは、誰かと話す時間は激減した。体調が良くなる為の入院生活なのに、入院当初は「ここから逃げ出したい」と思っていた、、、、。
入院生活が始まって1週間が経った頃、僕はある看護師の方と出会った。
その方は僕の病気のことを知っていた。病気に関する情報をくれたり、僕の病室に来る度、いろんな話をしてくれたりした。
まるで仲の良い友達と会話しているようだった。
その看護師の方と会話することで元気をもらうことができたし、その方と会話することが楽しみになっていた。
なぜ、そう思ったのかは分からないが「入院生活頑張ろう!!」と思うようになっていた。
あの方に出会ってなければ、僕は入院生活を頑張ることができていなかっただろう。
「出会いに感謝!!」
僕が入院生活を頑張ることができのもこうして元気になれたのもあの方の力が大きく関わっていることは間違いない。
そして、ここから逃げ出したいと思うほど嫌だった入院生活もいつのまにか快適なものになっていた。
除去食を初めて3週間が経った頃、ふとこんなことを思った。
明らかに調子が良くなっている
ということを。トイレの回数もかなり減っている。便の状態に関しては今までとは比べ物にならないほど良い。
調子が良くなっていることを実感することができた。
入院して1ヵ月が経った頃、再びダブルバルーン内視鏡検査(生検)が行われた。
これで内視鏡は9回目。検査前に飲む下剤は相変わらず大変だが、余裕を持って検査に望むことができた。
検査の結果は、、、入院当初とは比べ物にならないほど良い。6品目の中に原因があることがはっきりした。
でも調子が悪くなった日が2~3日ある。栄養士の方を中心に原因究明が行われた。
原因はすぐに判明した。
その原因となる食材は、、、なんと、、、生のりんごだったのだ。
調子が悪くなった日には必ずりんごを食べていた。
すぐに、同じ病院内の皮膚科を受診。皮膚でのパッチテストが行われた。
パッチテストの結果、反応はでなかった。
なぜ、反応がでないのか。原因を探してもらった。
数日後、再びパッチテストを行うことになった。
今度は生のりんごをすりおろし、その果汁を皮膚にのせてパッチテストを行った。
パッチテストでのりんごは凍結した果汁を使っている。その為、反応が出ないことがあるらしい。
生のりんごも数種類を使い、パッチテストを行った。
結果、品種によって違いは出たものの反応がでた。腹痛、調子の悪化の原因が生のりんごであることが証明されたのだ。
では、なぜりんごでアレルギー反応が出たのかというと、、、
りんごと花粉の化学式が似ている為、体が勝手に勘違いをしてしまい、反応していると考えられるとのことだった。
花粉症を持っている人でりんごとかに反応が出る人はよくあるらしい。
それ以降、りんごを食べるのをやめた。
すると、病気の症状はでなくなった。
その頃には約2ヵ月が経過していた。
約2ヶ月が経った頃、医師と今後のことについて話あった。
このまま入院生活を続け、1~2品目の原因をはっきりさせる方法。
自分の食べたい物だけを実験する方法。
退院して、6品目除去の食生活を家でも実践する方法。
この3つのなかからすきな方法を選べることに。
僕は迷わず退院して、6品目除去の食生活を家でも実践する方法を選んだ。
米、肉、野菜が食べれたら十分だと思っていたし、快適な入院生活とは言っていたもののは1日でも早く家に帰りたかったのも事実だ。
医師は、僕の意見を尊重してくれ、退院することとなった。
退院が決まってから数日、栄養士さんがほぼ毎日僕の病室に来てくれ退院後の栄養指導を行ってくれた。
退院後に今まで使っていた調味料が使えるかどうかや注意すべきことを徹底的に教えてくれた。
また、栄養指導が入ってなくても聞きたいことがあれば看護師の方がすぐに栄養士さんを呼んでくれ、栄養士指導を受けることができた。
医師、看護師、栄養士など僕に関わってくれたすべて方々には本当に感謝している。
これは当たり前のことではないと思う。奇跡の連続だ。
そして、退院の日を迎えた。約2ヶ月間過ごした病院ともしばしの別れ。帰りの電車で入院生活のことを考えていると退院できて嬉しい反面、ほんの少しだけ寂しくなったのも覚えている。
長い時間をかけ無事、家に到着。約2ヶ月ぶりの自宅は本当に快適だった。
自宅に到着と同時に僕の新たな食生活がスタートした。
入院期間中、栄養士さんからいろいろ聞いていたり教えてくれたりしたことを家でも実践した。
また、退院してからは自分で毎日の食事を作るように。
親の今までの大変さを理解することができた。
退院して1ヶ月がたった頃、僕は再び島根医大を訪れた。
そして、再びダブルバルーン内視鏡検査で徹底的に調べた。
結果は、、、医師も驚くほどだった。
数値がかなり良くなっていて症状が改善されていた
ここまで数値がよくなった人は今までにみたことがない。
島根医大で初の症例となったのだ。
6品目除去の食事が家でもしっかり実践できていることを誉めてくれた。
6品目除去の食事ができている為、家での食事実験も可能となった。
これも島根医大で初の症例だ。
この時ばかりは治療を頑張ってきて良かったと思った。
僕は、早速家に帰ると魚の実験を始めた。
約3週間程度、毎日魚を食べ続ける。それで症状がでなければ、魚は大丈夫ということになる。
魚を食べ続けた約3週間。病気の症状が出ることはなかった。魚が食べられるようになったのだ。
他の食品も試そうと思った。だが、症状が出たらどうしよう、、。という気持ちがある。食べたいけど症状がでたら怖い、、。
そんな気持ちの為、魚以外は実験していない。
最後に
ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。僕の現在の食事を知ることができましたか?同じ病気の方やアレルギーで悩む方の参考にでもなればと思いここまで書きました。
毎日の食事作りは大変だし。食べれないものに誘惑され続けてます。でも頑張ることができるのは、除去食のおかげで元気になれるからです。やっぱり元気が1番やと思います。
食事に関しての質問等がありましたら、いつでも受け付けてますのでお気軽に質問してきてください。
参考にならないかもしれませんが、僕が経験してきたことは何でも話ます。
僕はいろんな方々に支えられてここまでくることができました。
僕も誰かの力になりたいと思ってます。
誰かの力になれるように僕が経験したこを書き続けます。
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