丹を練る
太極拳は、と言うか内家拳は、つくづく錬丹なんだなあと思う。
護身を究めたら、健身に至り
健身を究めたら、錬丹に至った、みたいな。
対処療法的な身体のノウハウではなく、そこ!と言うスイッチをオンさせるための稽古。
阿吽の気は天地に伸縮するけれど、二拍子では発展が無い。これでは天地が別れてしまう。その中にス、と気の入る間がなくては。
と言うことで、動作は波のリズムに似た三態、五態を繋ぐように流れると良い。
日本の身体文化としては、民俗舞踊がちょうどこんな動きをする。
武として言うなら、私の祖母のやっていた七五三舞(やわらまい)、まあこれは武と言えるのか疑問だが。
また、霊振を基本とした橘家神道軍伝の「大元流胎術」がちょうどそれに該当するだろう。
武道の中では、合気道の諸流の中に、そういった思想が受け継がれていると思う。