既得権なるもの

よく既得権と戦うという表現がありますが、これは一体なんであろうか?ということについて考察してみました。

例えば知事が既得権と戦う場合、その目的は、本来知事に権力を受託してくれる市民の幸福の実現と幸福の最大化を目指すということにあると解釈できます。
未だ江戸時代的な観念が残っているような自治体は多数あると思われますが、近代以降民主主義の名の下に行われる権力の行使は、すべからく市民の幸福とその最大化を目的としているというのが、合理的な見方ではないかと考えます。ゆえに既得権なるものが、本来市民の利益に帰せられるべきものを私物化することは民主主義を歪める社会に対する裏切り行為であるという文脈に整理できると思われます。

もし、選択の自由を行使できるのであれば、社会契約論に照らしてより正しいことをしようとしているのは誰なのかという尺度で選択するというのも一つの有力な選択したりうるのではないかと考えています。

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