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僕がお茶を好きになった理由

こんにちは。こうた(@coutan__)です。
note始めることにしました。

Twitterだけやってると、本来あった自分が薄まっていくというか、SNSでふるまっている自分って「よそいきの自分」っぽくなっているんです。「万人に見られるところ」であるSNSで自分の意見をビシバシいうのはやっぱりキツイ…。炎上とかアンチとか怖いし…。

ってことで、ここでは「自分の部屋」っぽい感じでのびのびと書いていければなぁと思っています。


というわけでnoteはじめます。

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「なぜお茶を好きになったんですか?」



僕と初めて会った人はだいたいこの質問をする。

他の人にとっては僕の「キッカケ」は珍しいみたいで、「面白いね」とか「こんなキッカケの人初めてだよ」とか言われる。

Twitterで僕のことを見つけてくれたあなたへの自己紹介代わりに、「僕とお茶の出会い」について、ここで書こうと思う。



僕は生まれつき味覚が敏感で、味の感じ方が人と違っていた。味覚過敏という特性らしい。

普通の人が「うまい!」と思うものでもまずく感じ、少しでも味が違うとすぐ気づく。いや、気づいてしまう、といった方がいいかもしれない。

そんな僕が大嫌いだったもの。それが「日本茶」。日本の緑茶だ。

え??趣味にするほど好きだったんじゃないの?と思われるかもしれないけれど、当時はほんとうに嫌いだった。あの生ぐさい味といったら!飲みたくても体が拒否して飲めなかった。


そんな時にふと思った。

「何千年も飲み続けられているお茶がこんなにまずいわけがない。本当はおいしい飲み物なんじゃないか。」

僕はいてもたってもいられなくなり、図書館に本を探しに行った。中学一年生、いまから10年前のことである。

はじめて足を踏みいれる「一般図書」コーナー。こども図書よりも広くて、自分の背よりも高い本棚がいっぱいで、なんだか場違いなところに来てしまったなと考えながら本を探す。

やっとの思いで本を探し読み始めたら…目からうろこ。今までの日本茶のいれ方は間違っていたのだという。本当にびっくりした。

そこに書かれていたのは「緑茶をいれる時のお湯の温度は80℃」という今から考えるとあまりにも初歩的なことだったけれど、当時はすごい情報を得てしまったという高揚感と、自分で情報を獲得できたという達成感でいっぱいだった。



家に帰って本どおりにいれてみると、急に美味しくなった。びっくりした。いままで飲んでいたお茶は何だったのだろうか、と思うほどだったのだ。

同じ茶葉と茶器を使っているのにこんなに違うのか?!と思い、母に伝えてみたけれど、全く興味がないようである。母にとってのお茶は「日常飲料」でしかなかったようだ。

一方、僕が本で読んだのは、どちらかというと「嗜好品」としてのお茶だったらしい。

ひとりが好きな僕は心地よい趣味でハマってしまったのだけれど、周りの人間からはつまらない趣味だと見られていたようで…卒業時にもらった手紙に「お茶が好きな人がみつかりますように」と書かれていてちょっと笑ってしまった。



こんなことをきっかけに、「日本茶」に魅了されてしまった僕。

ここ数年はすっかり台湾茶にハマっているけれど、その原点は日本茶だなぁと今でも思う。

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