【感想・要約】外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術 【必須ビジネス書のマンダラ】
この記事は4分で読めます。📚 2022/2更新
今回の記事も自身のアウトプットという目的でのnoteです。
新入社員時から190冊読んできた中から、メモを見返しながら書籍の紹介記事を書いております。
本日は最近KindleLimitedで無料で読んだ「外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術」です。読書は有益ですが、どんな方法で自身の知識として蓄えていくかを説明しています。数や量だけ読んで賢くなった気になっている場合ではないと自戒です。
<こんな人におすすめ>
・数多くある書籍の中で何を読むべきかを決める工夫を知りたい人
・読書を仕事に活かしたい人
個人的評価:☆☆☆☆☆
amazonカスタマーレビュー☆×4.5
著者は電通からBCGに転職する際、経営学を独学するため1000冊以上の本を読破。「戦略読書マップ」をつくり上げた。その体験をもとに、完全独学可能、かつ必ず成果に結びつける技術を伝授する。
2022/2時点でAmazon Kindle Unlimitedで無料閲覧できます。
1.まとめ
読書が仕事に活かせていない人は、読書の仕入れの量ではなく、読書した後に問題がある。どう整理し、引き出しに入れ、いざというときに組み合わせられるかを考える。
(1)仕事につなげる読書の原則は6つ
①成果を出すには2種類の読書
②本は2割だけ読む
⇒社会人は時間が命。いかにエッセンスの2割を見出せるか。
③読書は株式投資と考える
⇒時間とお金をかけて、人生の豊かさ(リターン)を得る。
④本の内容を忘れることは前提
⑤1冊を5冊読むより、1冊を5回
⇒深く読むことで知的体力は作られる
⑥読書のアイドルタイムを極小化する
⇒何もしていない時間を減らし、読書を続ける。
☆本当に読むべき71冊とは?
<今度、別記事で抜粋を紹介します。>
(2)知識を仕事の成果につなげる方法
リベラルアーツについては業務ですぐに活用できることはない。そのため、得られた知識を「抽象化」して仮説を得る⇒実践することが必須。
<例>
事実:アリ塚では一定数遊ぶアリがいないと緊急事態に全滅するリスクがある。
抽象化:人間世界でも平常時の業務に最適化すると、大きな環境変化で組織が滅ぶ。(仮説)
実践:工数の80%で作業や業務を割り当ててみる。等
2.全体の感想
一番記憶に残ったのは、リベラルアーツ系の教養の知識の活かし方です。倫理や哲学に関して知っても「ただの物知り」にしかならないとはまさに自分の悩みどころでした。
筆者が提示したことは「得られたことを抽象化し、仮説を立てろ」ということで知識だけでなく仕事に(すぐにではなくても)実践できる形にし、知恵として自分のアタマに記憶に残しやすい良い方法だと思いました。リベラルアーツ系の本を読むときはこれこそ実践してみようと思います。
こちらの記事でもまとめましたが、筆者の山口周さんはコンサル出身の中ででもかなり合理的な印象を受けました。文章を読んでいるだけで、勤勉さが伝わります。おそらくそれが当たり前のように。
<以下、印象的な点をいくつか>
①取得するには「面白かった箇所へ線を引く」「5つ選ぶ」「転記する」ことが必要。⇒私が意識せず実践できていることでした。noteに入れておけばあとでエッセンスを読み取ることができます。
ここで重要なのは、書籍を眺めるだけでなくビジネスや実生活に対する示唆、具体的なアクションの仮説を立案することを忘れないようにです。
②読書をする際には街中の本屋で書棚をぶらぶらし、ビジネス書だけに拘らず、自然科学、偉人伝、などの棚にも興味を持つ。
⇒電子書籍には”関連書籍”しか出てこず、むしろ”興味がない本”に面白いものが眠っていることもある。とは名言でした。
③創造性とはなにかをつなげること新しい組み合わせを作ること
⇒よく聞く文言ですね。よく消しゴム鉛筆の例で聞きます。
3.まとめ
読書が仕事に活かせていない人は、読書の仕入れの量ではなく、読書した後に問題がある。どう整理し、引き出しに入れ、いざというときに組み合わせられるかを考える。
(1)仕事につなげる読書の原則は6つ
①成果を出すには2種類の読書
②本は2割だけ読む
③読書は株式投資と考える
④本の内容を忘れることは前提
⑤1冊を5冊読むより、1冊を5回
⑥読書のアイドルタイムを極小化する
☆本当に読むべき71冊とは?
<今度、別記事で抜粋を紹介します。>
(2)知識を仕事の成果につなげる方法
リベラルアーツについては業務ですぐに活用できることはない。そのため、得られた知識を「抽象化」して仮説を得る⇒実践することが必須。
内容は以上です。金言が多くあり、おすすめ(というかむしろ必須)の書籍も提示してくれているのでだいぶ助かります。
提案する理由を抽象化するとさらに自分なりの解釈で新たな示唆を抽出できそうです。
<関連記事>
同じ筆者の書籍です。
こちらは参考