娘の寝かしつけと、OasisのWonderwall
娘の寝かしつけは私がよくやります。
大抵は夜8時くらいになると、娘が目をこすり出して「だっこ」と言い出すので、そうしたら抱っこしてAlexaから音楽をかけます。
娘、音楽をかけても寝れるので、結構私の趣味の音楽をかけます。
Alexaは優秀なので、「ロックかけて」というと、90年代、2000年代のロックを流してくれます。
「本当はクラシックとかの方が良いのだろうか...?」とか思いつつも、「まぁ娘も寝るし、私も楽しく寝かしつけができるからいいか」と思っています。
教育というのは本当にどうしたら良いのかいつも迷います。
「子育てはこうすべきだ!」
「子供にやらせたい10の〇〇」
「これだけはやるな、子育て虎の巻」
のような子育て論はたくさんあるものの、果たしてそれが正しいのだろうか...???と思うこともしばしば。伝えたいことや教えたいことはたくさんあるけど、どうやったら一番良く伝わるのか。。。分からないことばかりです。
暗い部屋で娘の寝かしつけをしていると、そんなことをつらつらと思ってしまいます。そんな中、今日もランダムで音楽を流していたところ、OasisのWonderwallが流れました。
おぉOasis、懐かしいなーと思いながらイントロを聴いていて歌が始まった瞬間、
歌えたんですよ、しかも全部。
結構久しぶりに聞いたのに覚えているもんですね。そして再度名曲だということに気づきました。
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高校3年の頃。
大学受験を控えた私は、図書館にいました。
高校3年間を費やした水泳を中途半端な成績で終えた私は、青春を持て余し、成績はだだ下がり、後は浪人生活まっしぐら、という状況で3年の後半を過ごしていました。
しかし受験生なので一応勉強しているフリはしなくてはいけない。ということで勉強といえば図書館と安易に思い、とりあえず来ているといった様子です。
その頃の図書館は(今もかもしれないけど)CDのレンタルもしていたのです。少ないお金をなんとかやりくりしなくてはいけない高校生にとって、CD1枚買うのも結構大変なことだったので、TSUTAYAと図書館にはとても助けられました。
そして図書館で見つけたのが、洋楽コンピレーションアルバムの「Now」でした。
今はあるのかわからないですが、当時はこういったコンピレーションアルバムがいろいろあったのです。(NOWとかMAXとか)
その当時は洋楽にはほとんど興味がなかったのですが、あまりにも暇だったので借りたりしていました。そのアルバムの中に偶然入っていたのが、Oasisの大名曲の Don't Look Back In Anger でした。
当時の賀川少年は「なんじゃこのめちゃめちゃ良い曲は!」ということでたちまち好きになってしまいました。しかし、その当時はその感動もそこそこに、他に話題ができたらそっちに移動していました。多分面白いテレビがやっていたから、とかそんな理由だったと思います。
特にそこから他の曲を掘り下げようともせず、OasisにはDon't Look Back In Angerという曲がある、ということだけ知りました。
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大学1年の頃。
その後無事(?)浪人し、大学も第一志望の大学に入ることはなく、なんとなくで受けた大学に入学し、ふらふらと青春を持て余して過ごしていました。
この頃はバイトもしてい他ので、音楽を聴くのが「図書館 or TSUTAYA」から「タワレコ or TSUTAYA」にレベルアップしました。
そんな中ふらっと入ったTSUTAYA。(結局TSUTAYAに一番お世話になっていた)そこでまたまたOasisと再会。そういえば高校の時に聞いた曲よかったなー、なんだっけなーと探して借りたのがこのアルバム。2ndの (What's The Story) Morning Glory? でした。
そしたらまたまた衝撃。なんだよ全曲良いじゃないかよ...!!!
当時は暇すぎたので、せっかくだから歌詞を覚えようと通学の電車内でMDを聴きながら歌詞カードをひたすら読んでいました。TSUTAYAで借りたCDなので、歌詞カードはコンビニでコピーして、そのコピーを読んでいました。
授業中もたまに読んだりして、「何読んでるの?」と聞かれた「歌詞カード」と答えて変な表情されたこともしばしば。
確かになー、特になんの役に立つわけでもないし。歌詞カード読んだからといって英語喋れるようになってないし。
意味があるのかないのかよくわからない、でも楽しい!という感じでした。
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そして現在。
娘を抱っこしながら歌うWonderwall。それを聴きながらスヤスヤ眠る娘。
あったあった、意味あったじゃん。あの時の俺。
子守唄になっているよ、あの頃の俺。
娘を抱っこして歌い始めた瞬間、そんな思い出がフラッシュバックしました。
And all the roads that lead you there were winding
And all the lights that light the way are blinding
There are many things that I would like to say to you, but I don't know how
I said maybe you're gonna be the one that saves me
And after all, you're my wonderwall
全ての道は曲がりくねっているし、導く光はまぶしすぎる。
君に言いたいことはたくさんあるけど、どうしたらいいのかな。
君こそが私にとってのかけがえのない人なんだ
つまり、君こそ希望なんだよ
改めて歌詞を読み返して見ると、あの頃の俺から、父親になった今の私へのちょっとした手紙のようでした。