目的と目標 〜卓球部時代の話〜(3)
こんにちは、ばさしです。
今回は以前のサッカー部の話と目標と目的の話の続きを書いていこうと思います。
私は中学生までサッカーを約10年していましたが、親に無理やりやらせていたのもあり高校生は自分のやってみたいと思った卓球部に所属することになりました。
しかし、高校に入学して直ぐに私は運動やめて大好きな音楽をやりたくて軽音部に所属をしようとしました。
しかしやっぱり運動したいなぁと思い全ての部活を見学しました。最終的になぜ卓球部に所属したのかと言うと、先輩がとても優しそうで楽しそうだからという理由でした。
卓球は興味あったけど部活に入るまでは考えていませんでした。
今までの鬼コーチと厳しい練習をもう散々だと思い、軽い気持ちで入部しました。
初心者は僕含めて3人、経験者は6人いました。
優しそうとは言うものの卓球をする事、上下関係はしっかりしている部活でしたので少し気を引きしめるところはありました。
それでも先輩はみんな個性的で優しくも厳しいとても大好きな先輩達ばかりでした。
初めて触るラケットとピンボール。
手を使うスポーツをあまりしたことない私はとても難しかったです。
唯一周りより優れていたのは体力と元気でした。
サッカー部時代の体力もあり、外周は他の部活に負けないくらい走っていました。ストイックさを求めていた当時の私はダンベルを持ちながら走ることもしていました。
卓球はとにかく楽しかったです。
こんなにスポーツが楽しいと思うのは初めてでした。
5歳の頃から始めたサッカーは親から怒られたくない、コーチに怒られたくない気持ちでやっていたこととは真逆でした。
自分で決めて始めたスポーツ、そしてサッカーとは違う個人プレー、初めてするスポーツということでとても楽しかったです。
私は団体戦のメンバーをめざして、休憩の時間中も練習をして、体力づくりのためにとにかく走ったり、筋トレをしていました。
やたらやる気がある私に対して、他の部員はサボっている人も多く居ました。
同じ初心者の2人は、幽霊部員となり、他の経験者組の4人も練習をさぼるようになりました。
1年生の秋頃には私ともう1人の部員しかいませんでした。
その中に初心者は私だけ、とにかく試合に勝ちたい、団体のメンバー入りをしたいと思いがありとにかく練習と試合を繰り返していました。
団体のメンバーは部内ランキング戦で上位6人
15位以内に入ればAチームとして団体メンバーと練習、更にそこからメンバー決定戦などがありました。部内は全体で30人ほどいました。
2年生になり、ようやくAチームですがメンバー入りのところまで来ました。
そして、私たちのお世話をしてくれた先輩方最後の大会が終わり、時期部長は私に任されました。
サボり組のメンバーにとにかく声をかけて、先輩たちが居なくなった頃にサボり組も毎日練習に来てくれるようになりました。
卓球部の部長はとても大変でした。
とにかくエゴイストばかりのこの集団を上手くまとめること、卓球部にしては騒がしい生徒を落ち着かせること、練習メニューを考案などをしていました。
後輩の1年生も有名な学校から来てる人もいれば、強豪のエースの弟などかなり個性豊かでした。
その中で私は卓球部2年目としてまだまだ努力が足りないと思い練習量を増やして頑張っていました。
練習試合では、1年生の頃から他校の生徒の初心者や経験者にも勝っていましたが、大会では何故か強豪校や有名人と試合をすることが多く頑張っても2回戦負けが続きました。
最後の試合も2回戦で負けました。
しかし悔いのない試合でした。
3年間全力を注いできた部活を離れるのは少し寂しかったですがとてもいい気持ちで終われました。
ここまでお話をしてサッカー部時代との違いは努力と勝ちたいという気持ちでした。
サッカー部の時は「早く終わらないかな」「雨降って中止にならないかな」「怒られたくないから頑張ろ」でしたが、
卓球部時代は、「負けたくない」「楽しい」「どうしたら勝てるか」という気持ちばかりでした。
自分で考えて決めて、行動をすること、そしてそれが実って試合に勝つことを楽しいと思ったこと、努力が楽しいと思えたこと。
これらは自分の自信やなにかに挑戦する楽しさを覚えたのではないでしょうか?
よくある事例として、「テストでいい点をとったらお小遣いあげる、これを買ってあげる」というものがありますがそれはご褒美が貰える目的です。
身にならないと思います。
「自分で目標を見つけて、挑戦して、それを成し遂げる、成功する楽しさ」を学ぶことが大事だと思います。
目的と目標に違いですね。