【中医学のお話し】 陰陽互根
陰陽互根 (いんようごこん)は中医学の一つの重要な概念です
意味は陰と陽は分ける事が不可能で単独で存在する事ができないという意味です
昼がなければ夜は存在する事ができず
春夏がなければ秋冬もありません
どの様な意味か要約してお話しすると、陰と陽はお互いに基礎的な部分で繋がっており(陽が増えれば陰も増える 陰が増えれば陽も増える)分けることはできません。
また、陰と陽はお互いに促進的である一定の条件の元では 一方が一方に転化する性質も持っています。(陰から陽に転化 陽から陰に転化)
中医学理論においては
気は陽 血は陰 と考えられており
陰陽互根の原理では 人体の気が充足していれば、血の生成もしっかり行われ、また、血が充実していれば、気も充実します
同じ様に気或いは血が虚弱であったり、不足であったりした場合は、他の一方も虚弱で不足した状態になってしまいます。
中医治療においては血虚 けっきょ の病人は常に補気の方法をします。
これはすなわち、気と血が相互に高めあい、補足しあうことで補気をすれば、段々と血が回復するからです。
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