見出し画像

ダイエットつながりで、防已黄耆湯 ぼういおうぎとうと大柴胡湯 だいさいことう との違いを解説してください

ダイエットつながりで、防已黄耆湯 ぼういおうぎとう
と大柴胡湯 だいさいことう との違いを解説してください

回答 全然違う漢方薬です。 「ゾウガメ」 と 「象」 ぐらい違います(笑)

この二つが同じ「ダイエットの漢方」の分類で販売されているのは首を傾げてしまいますが、2回に分けて解説していきます。

今回は防已黄耆湯 ぼういおうぎとう に関して解説します。

防已黄耆湯はダイエットでよく勧められますね。 

ドラッグストアでも手に取りやすいパッケージで販売されていますよね。 

コッコアポシリーズの中ではコッコアポLが防已黄耆湯に当たります

それでは、解説していきます

防已黄耆湯は二つのエリアに分けて理解すると良いです

まずは

①利水エリア(体に溜まった余分な水分をおしっこから外に出すエリア)
防已 ぼうい 全身の水の流れを整える、むくみをおしっこから出す
黄耆 おうぎ 体の気を養い防已の効力を強める、黄耆事態にもむくみをとる働きがある

②健脾エリア(お腹の調子を整えて体の代謝を上げるエリ)

白朮 びゃくじゅつ お腹の調子を整えて体の代謝を上げる、むくみを自ら整える力をサポート

生姜 しょうきょう 甘草 かんぞう  大棗 たいそう

→お腹を温めて、消化を良くして、代謝を上げるためのエネルギーを作り出す

この組み合わせが防已黄耆湯です。

つまり、むくみのある方全般に使えるわけではなく、
お腹の調子が悪く、あまり食欲がないのに甘いのものは好きで、中々痩せないタイプの方に良い漢方薬です。

いかがでしたでしょうか?
漢方薬を知るには名前だけではなく、中身を知ることが大切です。
特にダイエット漢方は難しいので、自己判断で選ぶことはお勧めしません。

私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう

いいなと思ったら応援しよう!