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甲状腺機能の回復と原因を完全解説!副腎疲労と具体的な食事の摂り方も解説しました。

お疲れ様です!じーんです。
今回は痩せない人が改善すべき「甲状腺機能」について解説しました。

さっそくですが、この診断テストで70点以下なら該当する可能性はあります。

今の自分の代謝がどの程度なのか可視化する必要があります。
そして、点数が低い場合は何かしらエラーが有る・慢性疲労があるということがわかりますよね。

60点台やそれ以下の場合かなり不調があるので、早急に改善していく必要があります。

代謝を戻すには3つの軸を健全化する必要がある

エネルギー代謝障害・腸内細菌叢の悪化・消化機能の低下

このどれか1つにエラーが有ることは少なく、総合的に能力が落ちていることが多いです。

その中で特に問題になるのが、甲状腺機能の低下です。
甲状腺機能が落ちているとダイエットで痩せきるのはかなり難しいです。

↑のようなイメージで、100%の機能がなんらかのエラーで使えなくなっています。
例えば100%元気な状態の基礎代謝が1000kcalだとしたら、400kcalまで落ちている状態です。

これだと活動量を増やしても痩せないのがわかりますよね、、、
つまり、細胞を動かせないといつまで経っても痩せないということになります。

では、何をすれば戻るのでしょうか?
今回は甲状腺機能の大事なポイントを学んで対策できるようにしてもらいます!

甲状腺の基礎

甲状腺は代謝、エネルギー消費、体重、体温などにも関わってきます。
この機能が激落ちすると、とにかく身体パフォーマンスが下がる。

甲状腺が担う役割はざっとこんな感じ

・心拍数
・血圧
・活動量
・体温
・内蔵
・筋力

どうでしょう?めちゃ頑張ってますよね。
甲状腺機能が落ちる=これらの機能が下がることになります。

そりゃ痩せないのも理解できますよね。

甲状腺機能低下は隠れて起きている

甲状腺機能が静かに低下している人が非常に多いです。
後述しますが、LowT3シンドロームなどもその一つです。

血液検査で指摘はされないが、上記の症状が部分的に該当している人など。
この状態だと病気はないのに、一体何をしたらいいの?と迷ってしまいます。

無理しすぎた先はこうなる

甲状腺機能が低下していて、全く痩せなくなってしまった人のパターンを紹介します。

3年前に糖質制限を知り糖質制限を始めました。その時の体重は70キロだったんですね。そこから3ヶ月で10キロ落として60キロになりました。

いわゆるダイエット成功者の状態になります。

しかし、はじめの3ヶ月は良いペースでしたが、その後だんだんと減量スピードは落ちていきました。

運動量は増やしていて、摂取カロリーは減らしている。糖質はほぼ取らない状態。それなのに一向に痩せない。

そして、ある日突然過食が出始めます。

この過食は夜眠っているときに急に目が覚めて、いつの間にか食べ物を漁っている状態でした。意識は朦朧としているので、その時の記憶はあまりないですが、朝起きると菓子パンの袋がたくさん散らばっていました。

また翌日から恐怖のあまり、食事を抜きたくさん運動しました。これを繰り返すことによって摂食障害になりました。

そして、運動をしないで食べてしまうと、太る状態になり、それを繰り返すことによって「運動脅迫」も一緒に併発してしまいました。

さらに、いつの間にか生理が来なくなって無月経になりました。

ここまで来ると女性ホルモンの産生ができていませんから、間違いなく甲状腺機能は低下していると考えられます。

仮にこの状態でクリニックに行ったとしても、処方されるホルモン薬を使うだけでは根本のアプローチになりません。

では、何をすればいいか

栄養療法になっていきます。

この方の場合だと半年の栄養指導で、無月経はちゃんと起こせるように改善し、甲状腺ホルモンの値もかなり回復してきました。

もちろんこれは一例ですが、きついダイエットするだけでも人生を壊してしまう・体を壊してしまう可能性があります。

どのダイエットをするか?
どのように体を作っていくか?

その選択がとても大切ということがわかりますよね。
今無理をしている方は、少しでも栄養の勉強してもらって、無理のないダイエットをすることをお勧めします。

代謝上げるためにに甲状腺ホルモンが重要な理由

「エネルギー産生に必要不可欠だから」

エネルギー生産工場のミトコンドリア(緑の枠のとこ)では甲状腺ホルモンの活性型T3が必要です。

細胞を元気に動かせる=痩せやすい・太りにくい体です。

ミトコンドリアが動かないということは、痩せないし元気も出ないことになります。

甲状腺機能は脳からの命令でコントロールされています。
つまり、糖質不足やカロリー不足による脳機能の低下により、甲状腺機能が落ちることもつながっています。

脳のエネルギーは糖質です。糖質制限が健常者に無意味な理由もわかりますよね。

甲状腺ホルモンの合成について

T3「活性化型」とT4「非活性化型」があります。

甲状腺ホルモンは「活性化」にすることで体で作用します。先ほど伝えた、T3にできないと痩せるための細胞が動かないですからね。

・T4が産生できる
・T3への変換を快適にできる
・肝臓、腎臓に負担が少ない状態

この3つが大切です。

肝臓・腎臓に負担をかける状態

高タンパク食→「アンモニア」が発生
解毒するのには肝臓を使う必要があります。
高脂肪食→「活性酸素」発生
これを還元するためにも肝臓に負担がかかります。
糖新生→肝、腎機能の疲弊

「糖質制限」「ケトジェニック」では「肝臓・腎臓」にかなり負担をかけます。

甲状腺機能低下状態の人は胃腸機能の低下も併発しているので、そこも視野に入れて食事を考えなければなりません。

具体的な食事はタンパク質や脂質の摂取方法に気をつけることです。

T3(活性型)に変換するには肝臓の力が大切

「肝臓」と「腎臓」が重要になってきます。

肝臓で、T4をT3に変換してくれます。
約40%近くの産生をになっているので、肝機能低下で産生が落ちると結果的にT3の産生は落ちます。

そして、血液検査でアウトプットされていきます。

気をつけるべきは

・有害物質を多く摂取する
・アルコールをたくさん摂取する
・脂質過剰の食事
・精製糖質ばかり食べてしまう食事

特に糖質制限してる方は「隠れ脂質過剰」になりやすい。糖質不足も糖新生によって肝臓、腎臓に負担をかけます。

コルチゾールは疲労と甲状腺機能にも関係している

痩せないでダイエットに苦しんでいる人はコルチゾールを過度に分泌してる人が多い。

コルチゾールの過剰分泌だと

・ストレス
・慢性炎症
・低血糖

などの弊害も起きます。

慢性炎症=やせるの無理って認識でいるとわかりやすいです。
じゃ、やせるためには慢性炎症を治すことが先にやるべきことですよね。

慢性炎症を抑えるためには甲状腺機能も見ていく必要があります。
そして、コルチゾールを過剰分泌させる要因も対策しなければなりません。

特に低血糖が食事に関係しています。
カロリー制限、糖質制限をしている人は慢性的に低血糖を起こしています。

この状態だと常にコルチゾールが頑張っている状態です。
根本原因である糖質不足を改善しないといつまで経っても変わりません。

具体的な増やし方は動画で解説しています。

すぐできる対処法

・ベジファースト
・よく噛む
・一度に食べすぎない
・果物を活用する

長期的にやりたい対処法

・糖代謝を高める
・甲状腺機能を戻す
・腸内環境を整える
・PFCを整える

LowT3症候群(シンドローム)

血液検査で甲状腺機能に問題がない人で、痩せない人はLowT3症候群に当てはまっている可能性があります。

検査項目ではT3、FT3を見てみましょう。

・T4は不活性型
・T3は活性型

痩せるためにはT4→T3に変える必要があります。
しかし、カロリー不足や肝機能低下があると変換できなくなり、代謝低下する可能性があります。

肝機能を元気にするにはこれらの原因を取り除くことです。

・カロリー不足
・肝臓への負担
・糖質不足

肝臓の負担の改善策

・⾼脂肪⾷
・⾼タンパク⾷
・アルコール
・添加物などの化学物質の⼀部(グルタミン酸ナトリウム、⼈⼯⽢味料など)
・腸内細菌叢のバランス悪化
・サプリメントの過剰使用

コルチゾールと甲状腺ホルモンの関係

コルチゾールは炎症から身を守ってくれる物質です。
つまり、適度に分泌されている状態は健全であるということです。

しかし、ストレス社会ではコルチゾールの過剰分泌が問題となっています。
「コルチゾール過剰分泌」→「甲状腺ホルモン抑制」にもつながる

肥満の方はコルチゾール濃度が高いです。
また、慢性的なカロリー不足がある方も該当します。

コルチゾール過多→甲状腺ホルモン抑制→代謝が低下→痩せにくい

これがダイエット→リバウンドの悪循環にもなります。

コルチゾールを上げる原因とは?

・甲状腺機能低下
慢性炎症
慢性ストレス
低血糖
糖新生

甲状腺機能低下をほっておくと、生活習慣病や自己免疫疾患のリスクも高まります。

やせるためにやったダイエットが、死につながることもあることを頭の片隅に入れておきましょう。

そして、甲状腺機能が低下している状態だと、血糖値をまともにコントロールできません。

「耐糖能が低下」している状態で、炭水化物を食べると血糖値が急激に上がります。

そして「インスリン」が大量に分泌され「低血糖」を起こします。

低血糖状態から血糖を上げるためにも身体は「コルチゾール」や「アドレナリン」を分泌してタンパク質・脂肪分解して、糖新生により糖を作り出そうとします。

これが臓器の負担や代謝低下、過食にも関係しているということになります。

動画

これらの具体的な流れと原因、対策をガッツリ解説したのが今回の動画になります。

1時間程度で若干長いけど対策までお伝えしましたので、ぜひご覧ください。

スライドのサンプル↓

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