8割の人が悩む膝の痛みの対策【スクリューホームムーブメント】
お疲れ様です。じーんです。
トレーナーをしていると、トレーニングフォームを教えるだけでなく、「痛み」に対する改善案やアプローチも持っていないと実力不足だな~と感じます。
経験を積むにつれて、知らないことも増え、その都度インプットを繰り返しています。
膝の慢性痛は抱えている方、割といる印象があります。
今回はスクリューホームムーブメント(SHM)について、さっくり解説。
専門用語が多すぎて、苦戦しましたが読んでみて下さい。
理解が深まり次第、更新していきます!
スクリューホームムーブメントとは??
「膝が伸展する際に、膝最終伸展域30度くらいから脛骨が外旋する」こと。
言い換えれば、膝を伸ばしたときに、すねのデカい骨が外側に捻られることですね。
が分かります!
スクリューホームムーブメントが起こる理由
人間の体の動きには全て理由があります。ナゼ?を知っておくと、不安は消えますからね。栄養もそうだし。
スクリューホームムーブメントには大きく2つの因子が関係しています。
靭帯の緊張バランス
ACLとMCL、LCLは膝が伸展することで緊張する。
これらの靭帯が緊張することで最終域で脛骨が外旋方向の運動を起こす要因になります。
SHMを作り出しているのは靭帯の緊張です。しかし、靭帯の緊張はだいたい60歳代から落ちてきます。つまり、加齢と共に靭帯が緩くなりやすいということです
大腿骨と脛骨の曲率半径の違い
大腿骨の内側顆と外側顆の大きさの違い。
内側面が外側よりも大きいため膝最終伸展域で脛骨が外旋します。
内側顆の方が大きく、外側顆の方が小さい理由は、膝関節の安定性と可動性のバランスを保つためとされています。
大腿骨内側顆の曲率半径は、約8mmから12mmまでと幅広い。
膝関節には体重の4~6倍の負荷がかかる。
スクリューホームムーブメントは3つある
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