キチッと弾く、だけではダメ
昨日はサマコンカルテット(ハイドンチーム)の練習でした。
本番まで一月半。
今回に限らず室内楽で直面する課題として、細部をすり合わせて完成度を上げてきたつもりでも、録音をとって、聴衆視点で曲全体を通して聴いてみると「流れ」が良くないというか、面白くないと感じることが多いです。
お約束ごとの集合体、ポイント稼ぎのような演奏になりがちというか、、今日のハイドン(第49番OP50-6「蛙」)の録音もそんな印象を受けました。
一個一個の部品を丁寧に作り込んだけど、いざ組み上がった完成品を見ると「あれっなんか違う」みたいな、、伝わりますかね?
プロの演奏はやはりすごいなと思います。それぞれの楽章に起承転結があり、4楽章を通して1つの作品としてまとまっている、、スルスルっと自然に聴けて曲の良さを堪能できる。全体構成をしっかり練り上げているはずです。
まあ、これまで何度も集まって、メンバー同士で細かいチェックやダメ出し、すり合わせを繰り返して、、それなりに整ってきたからこそ「流れ」や全体構成が気になってきたわけで、そう考えると一つ先のステージに進んだって言い方もできますかね。。
キッチリ弾くことは大事、でも目的は演奏を楽しむこと、曲の良さを伝えて感動を共有すること。。
頑張らねば!
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