不思議な感覚を抱かせたある面接官
昨日、某メガベンチャーの面接を受けた。
今までの面接の中では感じたことのない不思議な感覚。
はじめに、これまでの面接でスーツをほとんど着たことがなかったが、最近は着たほうがいいのかもと思い、この日はたまたま着ることになった。
画面上に彼が出てきた瞬間、私を見て、
「スーツのジャケット脱いで、ネクタイも取って、1番上のボタンも外しな。」
こんな人間は初めてだった。最初は戸惑ったが、彼の言うがままに私は従った。
そして、彼は、コーヒー片手に「飲み物ちゃんと横に置いてる? ゆるく話そうよ」
画面上に映し出される彼の風貌と独特な口調から、天才的かつクリエイティブな画家と対峙しているような気持ちだった。
その後、私が幼少期から今までのエピソードを話し、
彼は言った。
「努力はできると思うけど、感受性が豊かだし、自分がいいと思うことや自分というaudience を信じたほうがいいよ」
今までのどの面接と比較してもこんなに自分を見透かされているような感覚を抱いたことがない。
周りがこれしてるから自分もしたほうがいいとか、これしてたら有利かもとかそんな打算的なことを考えてしまう時が今でも正直ある。しかし、もっと自分はどうしたいのかや、直感を信じて生きればいいということを改めて気付くことができた。それを彼はこの短時間で見抜き、教えてくれたのかもしれない。
好奇心旺盛だった幼少期の自分はいつのまにか日本の教育システムの影響を受け、心の中に「変わりたいややってみたい」という欲求を秘めていたのにも関わらず、型にハマり、小さくなっていた。
小さくならなくていい、他の人と違っていい。
自分の気持ち、直感を信じて大胆に生きよう
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