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浅野公喜 コウキシャウト(Kouki Shouts To The World)
2021年5月12日 21:41
僕は今、ある人の家の時計の針が鮮明に聞こえる位落ち着いたリビングの椅子に座っている。バイト先でお世話になっているおばさんだ。今回は相談事をしにおばさんの家に来たわけで、そのおばさんが早速お茶を持ってきてくれて目の前に座る。時刻は夕方になりかけ。「で、何なの相談って?」「実は、僕は最近ある人に・・・・・・・・・されて・・・」この・・・・は言葉が出なかったり喋れないわけではない。喋ってはい
2021年5月8日 18:32
中学生の頃を振り返ると、悪い事も有ったけど、おおむね幸せだったと思う。異性に興味を持つようになったのもこの頃で、最後に甘酸っぱい想い出が訪れた。最後というのはつまり卒業式とその前日。卒業式前日の淡い夕暮れが差し込む玄関、そこに位置する下駄箱をいつも通り覗くと3年間常に女っ気もなく殺風景なシチュエーションを保ち続けた下駄箱の中に、ギャップを感じるポップでかわいらしい封筒が薄汚れたスニーカーの上、美女