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私の仕事

高校教師を退職して、35歳で妻と共にスイスに留学。
舞台芸術を学びながら、自分が見たい世界を見るために、活動を始めています。
私が見たい世界は、一言でいえば「誰もがいつでも安心していられる世界」です。
それは、具体的に言えば、「暴力と差別とコントロールのない世界」といえると思っています。

私は、自分の仕事を、「芸術を通して人類の意識に働きかけること」と定義していますが、大袈裟なわりにやることは簡単なことです。

つまり、「今まで見たことのなかった、どんな角度や深さから、世界って見られるんだろうか」ということを、文章や舞台芸術を通して探していくことです。

ある意味で、これはライフハックだと思っています。

今までの色んなやり方では、どうもうまくいかなかったこと、
それは、
私たちがやっていくことと、
本当に善いことの間に
橋がかけられなかったこと
だと思うんです。

たくさんの試みをしてきたし、
たくさんの知識を蓄えてきた。
でも、「本当に善いこと」と、
この試みや知識がどう、つながるのか、
確信が持てなかった。
だから、どれだけ進んでも、いつもどこか不安だった。


私は、知識を得ることや、効率的に生き生きと生きること、
自分を大事にすること、周りを大事にすること、
好奇心を持って生きること、ダメダメだけど生き抜くこと、
いろんな人生の部分が、
ぜんぶ、本当は「本当に善いこと」に繋がってるんだ

ということを言葉と舞台で示したいと思っています。

その方法論は、簡単に言えば、
「意識ってやつを、自分の手に入れる、ってこと」だと思うんです。

その向こうに、どうやって「みんなが安心していられる世界」ができるんでしょうか?
それは、簡単なんです。
意識を深めて、広げて、自分のものにしていくってことは、
「他人を、自分と同じように大事にすること」
「他人の痛みを、自分の痛みのように感じること」
だからです。

だから私は、簡単な言葉で、「意識を自分のものにしていく方法」を語っていきます。

科学でも、意識はまだ解明できない謎です。
だから、今は、実践的に芸術を通してやっていくのが近道です。
そして、そこで気づいたことを、ライフハックの形で、
どんどん現実に落としていきます。
つまり、生活を豊かにシンプルにすることと、それを繋げていきます。

私が見たい世界を現実にしていくには、それだけでは不十分です。
だから、だんだんと現実の活動もスタートさせていきます。

ライフハックだと思って、楽しんでやっていった先に、
なんだか、みんなが安心していられる世界が近づいてきた、
というのが一番理想。
もちろん、色んなことがあると思う。
大変なこともあるかもしれない。
それでも、今、歩き始めていきたいと思っています。

Kouji Hanaoka

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Kouji Hanaoka
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