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ท่านชาย
2015年9月2日 20:32
#月 まだあどけない少年だったころ、オオカミにあこがれていた。 あわよくばオオカミ男になれそうな気がして、満月の夜には、家の屋根に上って、飽かずに月を眺めていた。高いところが好きだったので、そんなことはわけもなくできた。 そのころ、小学校の図書室で借りた、「シートン動物記」に夢中だったのだ。第一章の「オオカミ王ロボ」は、何度読み返したことか知れない。 ニューメキシコ州の大平原を舞台に