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これまでの全ての体験は、価値あるものである

 こんばんは。幸 福造 です。

 失敗。過ち。不幸。
 これらはできる限り避けたいものですよね。うまくいかなければ、悲しみや虚しさを味わい、過ちを犯せば、後悔や罪悪感に苛まれる。ときに予期せぬ不幸に見舞われ、不条理を嘆く。これが続くと、とても幸せになどなれないと思いますよね。
 しかしながら、捉え方によっては、幸福につながる価値を見いだせる場合があります。


『陰陽の法則』を当てはめる。

 『陰陽の法則』とは、簡単に言うと、「全ての物事には、よい側面(陽)と悪い側面(陰)の両方がある」という法則です。法則というぐらいですから、必ずそうなる、ということになります。正直、この法則が腑に落ちるまで時間がかかりましたが、起きた不都合な出来事に対し、陰陽の法則を当てはめ続けたところ、好都合な側面を見いだせるようになりました。そうするうちに、『あの不都合な体験にも、意味があったのだ。』『あの不都合な体験があったからこそ、今の自分があるのだ』と思えるようになりました。


不都合な現実こそ、幸福を見つける鍵である。

 陰陽の法則に照らし合わせると、不都合な体験をした時点で、同時に好都合な体験をしていたことになります。ですから、不都合の中の好都合に気づくことができれば、少なくとも、不都合な体験をきっかけに味わう不快な感情の影響を限りなく0に近づけることができます。慣れた頃には、不都合な出来事に対して感謝の念が湧いてくるでしょう。私自身、陰陽の法則を知り、腑に落ちた頃には、「体を壊したお陰で自分を大切にする意識が芽生えた」や、「あの過ちがあったからこそ、自分自身の在り方を望ましいものに本気で変えることができた」などと思えるようになりました。だからこそ、これまでの全ての体験は、価値あるものである、と言えるのです。


不都合も好都合も、両方大切にしよう。

 私は、今もこの視点をもって出来事を解釈しています。不都合も好都合も、全て自分の一部なのです。これまでの体験が今の自分自身をつくっているのだとしたら、不都合な体験も、好都合な体験も、全て自分なのです。失敗や過ち、不運などを背負っているならば、後悔や罪悪感を抱き続けるよりは、その中の利点に焦点を当て、気づくことで、自己成長や幸福につなげていく方が、その後の人生がよりよいものになると感じます。影の自分の存在を認めたうえで、光の自分を表に出せばよいのだと思います。影の中の光を見い出し大切にして、全ての体験に価値があることに気づいていきましょう。


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