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お悩み相談:家族の絆と暴力の狭間で〜仏の教えが照らす明日への一歩〜



1. はじめに:ほっこりお悩み相談会の始まり

みなさん、こんにちは!蓮城院副住職のコウブンです。今日もまた、皆さんの心に寄り添うお悩み相談会の時間がやってきました。このコーナーでは、ハスノハというお坊さんのお悩み相談サイトに寄せられた相談を、私コウブンがお答えしていきます。どんな悩みも、一緒に考えていけたらいいなと思っています。

2. 10代の子からの切実な相談

今日は、ちょっと重たい相談が届いています。10代の方からの「兄の暴力や暴言がひどい」というものです。内容を少し紹介させてください。

「2歳上の兄は小さい頃から暴力がひどくて...。小学3年生の頃には暴力も暴言もあったんです。今、兄は高校2年生になったけど、まだ変わりません。男の子と女の子じゃ力の差が大きいから、抵抗できないんです。毎日の暴力や暴言でトラウマになっちゃって...。でも、兄は家族だし、優しいところもあるから、完全に嫌いになれないし、親にも相談できません。どうすればいいでしょうか?」

読んでいて、胸が痛くなりますね。こんな若い子が、こんなに苦しんでいるなんて...。

3. 家庭内暴力って、こんなに怖いんです

みなさん、家庭内暴力ってとても怖いものなんです。毎日の生活の中で、安心できる場所がなくなってしまうんですよ。心も体も休まる時がなくて、いつも緊張していないといけない。そんな状態が続くと、心がどんどん疲れてしまって、最悪の場合、自分を傷つけたり、命を絶とうと考えてしまうこともあるんです。

だから、この相談はとっても緊急性が高いんです。早く何とかしないと、取り返しのつかないことになりかねません。

4. 解決への第一歩:誰かに話してみよう

さて、こういう時にまず大切なのは、誰かに相談することです。この子は勇気を出して、お悩み相談サイトに書き込んでくれました。それだけでも、すごく偉いことなんです。

でも、もっと具体的な助けが必要です。たとえば、カウンセラーさんとか、警察の人とか、子どもを助ける NPO の人たちとか。専門家の人たちに相談するのが一番いいと思います。

一つの窓口だけじゃなくて、いくつかの場所に相談してみるのもいいかもしれません。いろんな人の意見を聞いて、自分に合った解決方法を見つけていけばいいんです。

5. お釈迦様なら、きっとこう言うはず

ところで、お釈迦様は暴力についてどう考えていたと思いますか?仏教では、暴力はよくないものだと教えています。

お釈迦様の言葉が残っている「法句経」という教えの中に、こんな言葉があります。「すべてのものは暴力に対して、全ての者は死を恐れる。己が身を引き比べて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。」

つまり、誰もが暴力を怖がるし、生きたいと思っている。だから、人を傷つけたり、殺したりしてはいけないって言っているんです。

仏教は、心穏やかに生きることを大切にしています。暴力や暴言は、その真逆にあるものなんです。たとえ兄さんに優しいところがあっても、暴力はダメ。これは絶対に解決しなきゃいけない問題なんです。

6. 安全第一!自分を守るのが一番大切

さて、この相談をくれた子にとって、今一番大切なのは自分の安全を守ることです。一人で抱え込まないで、できるだけたくさんの人に助けを求めてほしいんです。

親御さんや信頼できる友達にも、状況を説明してみてください。みんなで協力して、この子を守っていく必要があります。

7. 明るい未来へ:家族みんなで幸せになろう

今はつらいかもしれないけど、きっと良くなります。まずは、安全な環境を作ること。そして、心の傷を少しずつ癒していくこと。それが大切です。

少しずつ状況が良くなってきたら、仏教の教えを家族みんなで学んでみるのもいいかもしれません。お互いを思いやり、暴力のない、優しい家庭を作っていけたらいいですね。

8. おわりに:みんなで支え合う大切さ

今日の話を聞いて、何か思うことはありましたか?もしかしたら、似たような経験をしている人もいるかもしれません。一人で抱え込まないでくださいね。誰かに相談することが、解決への第一歩です。

みなさんの意見や感想、ぜひコメント欄で教えてください。また、お悩み相談があれば、スタンドFMのレター機能を使って送ってくださいね。放送で答えさせていただきます。

今日も最後まで聞いてくれてありがとう。みんなが幸せになれますように。蓮城院副住職のコウブンでした。また会いましょう!

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