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映画「Cloud」の感想

いやー怖かった〜笑
IMAXかと思うくらいに音の静と動の緩急が鋭くて毎シーンビクビクしてました。

まぁまぁ黒沢清監督作品なだけあり、そう簡単には理解させてくれない映画でしたね、、、、。考察しがいのある、見終わった後に映画から逃してくれない、そんな作品でした。

端的に言うと、周囲からの妬み、嫉み、憎悪の感情が1人の男に集中し、命を狙われるホラーサスペンス映画。

なかなか噛み砕けない部分も多く、難しいと感じる点もありましたが、スリリングな展開とホラー描写のうまさ、そしてなんと言っても役者陣の芝居の厚みから目が離せない!

菅田将暉の虚無の目から狂気の目へと変わっていく様が見事。やっぱ菅田将暉すげーってなりますよね。淡々とした喋り方に不気味さと異常さを持たせて、後半に行くにつれそのリミッターが外れて狂気さが増していく素晴らしく恐ろしい芝居を見れました。

窪田正孝と菅田将暉が、1対1で互いの心を探り合っているシーンは、相手への憎しみが程よく表情に表れていて実物だった。

荒川良々の狂気さは天下一品で怖すぎましたよね。

また今作で最も印象的だったのが、奥平大兼。めちゃくちゃカッコよかった笑社会派からエンタメ映画まで引っ張りだこの彼ですが、あの唯一無二の自然な台詞回しも淡々とした話し方が絶妙に怖く、また惹きつけるカリスマ性を持たせていると感じました!菅田将暉の後継者になる予感!!


とわいえ、転売ヤーが命を狙われていく物語ということもあり、転売ヤーの皆さんには是非見ていただきたい映画ですね!

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