2022Jリーグチーム別考察#46 ~YSCC横浜編~
みなさん、こんにちは。
ついに今年のJリーグも開幕し、気分も高揚していることでしょう!
今回は、2022シーズンの各クラブの戦力や目標を見ていきたいと思います。
今回は、YSCC横浜編です。
なお、情報は全て2022年3月10日現在です。
なお、画像は肖像権、著作権対策のため、加工しています。
クラブスタッフ
選手の移籍
スカッド評価
ここでは、今シーズンのYSCC横浜のスカッドを評価していきたいと思います。
「継続性」以外の全ての項目で18点満点で評価したいと思います。
評価した後に、理由を述べていきます。
なお、点数はJ3 1位を18点とし、2位を17点…。18位は1点となります。
「継続性」は監督の就任年数×3をしています。
スタッフ 2点
継続性 3点
GK 6点
DF 3点
MF 4点
FW 9点
合計 27点(16位)
スタッフ
評価:2点
監督には、FC岐阜などを指揮した経験もある仲田監督が新たに就任しました。比較的、下位に沈むことが多かったチームではありましたが、昨季はシュタルフ監督の元、8位と大きく躍進をするシーズンとなりました。
シュタルフ監督本人は、J3のAC長野パルセイロへと引き抜かれてしまいましたが、右腕としてシュタルフ監督を支えていた三枝コーチなどはおおむね残留しており、監督以外のスタッフの入れ替えは少なかったと言えます。
仲田監督は、2020年にFC岐阜で指揮をとっています。開幕当初からの指揮をとっていたわけではなく、当初はヘッドコーチとして開幕を迎えましたが、当時、岐阜の監督を務めていたゼムノビッチ監督の体調不良に伴い、2020年9月21日に暫定監督に就任。9月25日には、正式に監督に就任しました。監督としての経験は、この年の3ヶ月のみですが、水戸ホーリーホックなどでもヘッドコーチを務めており、Jクラブでの指導者キャリアは豊富であると言えます。
しかし、先述したように、監督としての現場経験が少ないことは懸念点で、キャンプから指揮を取ることは初めてですので、どの程度J3で通用するかは不透明です。
GK
評価:6点
昨季の起用試合数を見ると、先発出場の機会としては佐川選手が20試合、小池選手が4試合、石井選手が3試合、谷選手が1試合という状況でした。つまり、佐川選手を主軸として起用されていたことがよくわかります。
小池選手は、このオフにJ3のヴァンラーレ八戸へと移籍をすることになりましたが、昨季、主力であったわけではないのでそこまで大きな痛手ではないと言えます。
新たに加入したGKはおらず、昨季同様の起用がされるのではないかと考えます。
J3には、最近、J1やJ2での結果を残した選手が移籍してくることが多く、佐川選手はJ3で42試合に出場した経験もあるものの、J1、J2でのプレー経験のある選手と比べると評価は劣ってしまいます。
DF
評価:3点
浦和レッズより期限付き移籍で加入していた大城選手が退団。その上、船橋選手、池ヶ谷選手の2名がシュタルフ監督と共にAC長野パルセイロへと移籍してしまいました。
まず、右サイドバックには、大卒ルーキーでもある中村駿選手が起用されるのではないでしょうか。昨季は、3バックを主に採用しており、右サイドバックを本職としている選手が少ないことも理由の一つですが、YSCC横浜は比較的ルーキーを多く起用する傾向にあるので、このように考えました。
次に、左サイドバックです。
西山選手は、本職が左サイドバックですので、起用されるのではないでしょうか。32歳とベテランの選手であることに加え、これまでにJ3で174試合に出場していることを踏まえるとファーストチョイスと考えるのが自然です。控えには、宮内選手を入れましたが、彼の本職は攻撃的なポジションです。が、昨季は、左のウイングバックで多く起用されており、あり得ないわけではない起用法ではあると思います。
中心には、昨季の3バックの影響もあり、多くの選手が残留しています。JFL以下のカテゴリーのチームから獲得した西山選手と橋本選手の2名は、いきなり主力になることはないと考えました。その上で、選手層の厚みを増すことになるでしょう。船橋選手と池ヶ谷選手が退団してしまいましたが、昨季も多くの試合に出場した宗近選手は主力と考えるのが自然でしょう。その上で、ガイナーレ鳥取より加入した藤原選手は、104試合のJ3の試合に出場しており、選手が若いことを考えても主力になるでしょう。
ただ、藤原選手は左サイドバックでもプレー可能な選手ですので、左サイドバックで起用されるのであれば、花房選手が起用されるでしょう。
MF
評価:4点
中盤のセンターに位置する二人は、昨季のコンビですと「土館、佐藤」という組み合わせになるのが自然でした。しかし、佐藤選手は、シュタルフ監督と共にAC長野パルセイロへと移籍してしまいました。
その上で、土館選手が主力であるのは間違いないのではないでしょうか。コンビを組むのは、横浜FCより期限付き移籍で加入した古宿選手と考えました。川崎フロンターレの脇坂選手の弟でもある脇坂選手も加入しましたが、これまでの経験などを踏まえても古宿選手を主力として考えるのが自然ではないでしょうか。これまでの横浜FCや水戸ホーリーホックでプレーしましたが、なかなか出場機会に恵まれるということはありませんでした。一方で、プロ歴も徐々に長くなってきて、線の細さもだいぶ改善されてきたようですので、今季はそろそろ結果を残したいところです。
次に、右サイドハーフです。
背番号10を背負っており、本職はオフェンシブMFである柳選手は、右サイドハーフでのプレーも可能ですので、一番手となるのではないでしょうか。その上で、菊谷選手や大橋選手など、多くの選手が右サイドハーフでプレー可能であり、激しいポジション争いが繰り広げられるでしょう。
左サイドハーフは、背番号7を背負う神田選手が主力ではないでしょうか。横浜FCやYSCCフットサルクラブからの加入となった松井選手は実力は確かで、攻撃に大きな変化を与えることができる選手ですが、年齢的な面や、半年間サッカーを離れフットサルを行なっていたという点を考えるといきなり主力ということはないと思います。しかし、貴重な途中交代のカードとして大きな役割を果たしてくれるということは間違い無いでしょう。
FW
評価:9点
最前線には、ンドカ・チャールズ選手がFC岐阜へと移籍をしてしまったので河辺選手、ピーターゼン選手という昨季までも所属していたメンバーを考えました。その中で、大卒ルーキーの韓選手や林選手はいきなり主力となってもおかしく無い選手ではあるので、場合によってはンドカ選手のように、1年で大きくステップアップして、J3の上位クラブやJ2クラブへと移籍をするという可能性もあります。選手層の厚さはもちろん、J3というリーグは大卒ルーキーが大きな結果を残す可能性もあるリーグですので、飛躍的にステップアップを行うような成長株が出現していっても不思議ではありません。
スカッド
予想フォーメーション
システムは昨季、岐阜の監督を仲田監督が務めていた際に多く採用していた4-4-2を考えました。
目標
現実的な目標は、「J3 下位ブロック脱出」になるでしょう。
J3に参入して以降は、下位に低迷していました。そんな中、昨季は5連勝などおおきく躍進を遂げ、8位と一桁順位で終えています。チームを中位に導いたシュタルフ監督が退任をしてしまった中で、また「下位常連」に戻るのか、あるいは、「中位常連」へと成長を遂げるのかが大きな分かれ道になりそうです。
最後に
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