旅先の晴れた朝 / 愛おしいものたち
昨日、過去の写真を見返していたらまだ気軽に旅ができていた頃の写真がたくさん出てきて、世界はなんて魅力的な場所だったんだろう。と思いました。出掛けれないということに、見慣れた景色にあまりに慣れてきている。
「世界を魅力的な場所だと思えているか。」は個人的に生きる上でなかなか大事なことなので、これは由々しき事態だよなと改めて思う。ふてくされないように、世界、日常の魅力を忘れないでいられるような時間をつくっていきたいな。それは自分にとってどういう時間なんだろう。
最近noteにゆっくりと書いている「愛おしいものたち」の連載を始めたのは、僕にとってそう思わせてくれるようなものや瞬間について、書き留めておきたいと思い始めたこともひとつの理由だ。生きていると、あれ、なんにも楽しくない。心が動かない。これからもそうなんじゃないか。と思う瞬間があるので。自分がそう思えた過去を、事実を忘れないようにしたい。
話を戻すと、昨日自分が撮った写真を見返す中で、よく撮っている、なおかつ自分自身が気に入っている写真は、同じ状況で撮ったものが多かった。心が動くものは、そう変わるものではないのかもしれないなあ。
その1つが、「旅先の晴れた朝」だった。
目覚めたらいつもと違う景色。部屋に差し込む柔らかい光。旅先で朝から晴れなんてついている!良い1日がはじまる予感。
これから始まるまだ見ぬ場所で過ごす一日への期待。高揚感に満たされる。
あの時間が、感覚がとてもすきだ。
良い窓辺のある部屋。早朝、ホテル全体に入る光が綺麗で、ホテルの中を静かにたくさんウロウロしていた。屋上があるのもとても良い。
Hym Hostel/東山ビル(岡山県)
窓辺が大好きなので、ホテル部屋がどんなカーテンかをいつも楽しみにしている。このホテルは、カーテンを含めた内装も、朝食も美味しく、良い朝を過ごすには最高だった。Hotel Noum(大阪府)
朝食付きの宿も素敵だけど、素泊まりのゲストハウスに泊まって、朝食を食べに行くのも好きだ。まだ静かな繁華街を早朝から歩いていると、とても自由な気分になる。たどり着いたお店がこんなとびきり素敵なお店だったりしたら、それだけでもう一日幸せな気分。
BARMANE(京都府)
特別な朝を迎えることが出来る宿。宿の目の前に広がる日本海がとても穏やかで、やさしい。太陽が海側から昇ってくるので、朝焼けもとても綺麗。屋上や部屋からも楽しめるけど、徒歩1分ほどの浜辺に出ると、空と海と自分しかいない空間を味わうことが出来る。少しあると、漁港で競りの様子が見れるのも新鮮で良い。帰ったら宿で美味しい朝食が待ってる。
HOUSEHOLD(富山県)
一人で県内の海の近くのビジネスホテルに泊まって、ただ夕焼けと朝日を眺めに行った日。早朝は雲が多く朝日は見れなかったけど、明るくて良い日だった。近くでも、いつもと違う窓から始まる一日は新しい。
スマイルホテルフジサワ(神奈川県)
海外の旅先での朝も特別だ。目覚めてまず、空気と匂いがまるっきり違う。目に入ってくる景色の新鮮さが桁違い。期待と不安を抱きながら、新しい一日がはじまる。
ホームステイ先(ニュージーランド クライストチャーチ)
良い朝をこれまでもたくさん過ごしてきた。体調や、世の中が落ち着いたらもっといろんな場所で朝を迎えたい。
カメラを買ってから、一度も海外に行けていないのが残念。行ける日がきたら、たくさん朝の写真を撮りたいな。