7月の終わり、快晴の休日。ぽっかりと時間が空いて、何をしようかなあ、都内よりは、自然を感じる場所に行きたいなあと考えていた時に「そういえば、前から山に登りたいと思っていた」と思い出して、行くことに決めた。快適なのは秋だけど、この緑が生い茂る季節に歩きたいと思っていた。
決めたのは午前11時。登山の出発には少し遅いけど、秦野に標高200m程の小さな山が連なった2~3時間くらいの登山コースがあったので、そこに行くことに。急いでお昼用のおにぎりを握って身支度をして電車に乗った。
そんな日の記録。もしよければ、この曲を聴きながら読んでいただけたら嬉しいです。
映画館に映画を観に行くことが好きな理由のひとつに、上映中は他のことが出来ないということがある。出来ることといえば、目の前の映画を楽しむことくらい。その不自由さが心地よい。
今、これからの時間の使い方をなんでも選べる。それはそれで楽しいのだけれど、選択肢が多すぎると、何かをしていても次はどこへいこうとか、何をしようかと考えているだけで疲れてしまう時がある。
山を歩いていて、登山にも映画と同じような要素があると思った。一度登り始めてしまったら、しばらくは山を登る以外に出来ることがない。それが自分を安心させ、今に集中出来る。
自然の音をあんなにゆっくり聴いたのも、葉っぱを、足元をよくみたのも、久しぶりだったなあと思う。たまにはこういう時間をつくれるといいな。
今度は涼しくなった頃に、もっと高い山を登ろう。
▼歩いたコース
▼おすすめのアルバム。高木正勝さんを教えてくれた大学の恩師に先日数年ぶりに再会した。その時に先生がこのアルバムの話をされていたことから、最近またよく聴いている。