アロマセラピストとか、整体とか・本質とは?
女性の心身を支える・アウェアネスナビゲーターのこつばんママです。
オイルトリートメントクラスを久々に開講中です。
ちょうど質問があったところでお伝えしたのが
動きの本質を理解したら、技術を学ぶ必要がない。
この15年間、試行錯誤でオイルクラスを構築してきたのですが、
結果的に「見立て」ができる事が全てだな、という結論です。
メソッド的に構築はしたのですが、実際に教えていることは「見立て」です。
◆動作の本質を理解すること(「座る」「立つ」「歩く」)
◆アプローチ「方法」よりも、どこを動かしたら、どこが緩み、アプローチがしやすくなるのか?を考えること。
この2点を追求していきます。
足のむくみがある、太さが違う、長さが違う、お尻が垂れている、ウェストのくびれがないetc...
全て「日常生活の所作」の結果です。
つまり、「くびれの作り方」を学んでも、くびれはすぐに元に戻るということ。
外側に表れている事を改善したいのであれば、
動作の本質を理解することが一番の近道。
骨盤と股関節がどう動いているのか?どうセットされているのか?
その「基本構造」を理解した上で・・・
日常生活をどう送っているのか?をインタビューして、動きを想像します。
普段は椅子の生活ですか?床に座っていますか?
毎日持つバッグの重さは?通勤時間は?肩掛けの時間は?
育児期間はどのくらい?今、お子さんは何歳?
7歳までに手足に大きな怪我をしていない?
ハイハイした?
ホルモン治療していない?(女性ホルモン量の調整)
普段の運動量は?通勤にどのくらい歩いている?
何かコンディショニング、エクササイズ、ダンスなどやっている?
幼少期にクラシックバレエを習っていた?
幼少期に専門的な習い事していなかった?
きょうだいは何人いる?年の差は?一緒に遊んでいた?
これも、カラダの状態を見てからインタビューをしていく必要があります。
身体本来の機能を導き出すということ。
宿題となるワークをやっていくと、日常生活の積み重ねが、動きを作っていることに気づけるようになる。
「どうやればいいですか?」
と、マッサージの「方法」を聞いてきたり、マッサージの手順を聞いてくる時に、何を目標にしているんだっけ?と聞き返します。
トリートメントの着地点を定める。
「くびれ」のある腰つきにするトリートメントをしたいのであれば、
骨盤・股関節のセッティングは欠かせません。
これを、自分自身のカラダで体験してもらう。
それを「言語化する」「実際に自分の感覚に落とし込む」
ここが本当に大切にしているところ。
「今、どう感じた?右と左、動きにくいところない?同じように動く?」
が・・・いつも思うのは、この「ユルメディオイルトリートメント」というメソッドは、いわゆるリラクセーションのトリートメントじゃないんですよね。
女性の身体が本来あるべき状態にして、スムーズな生活を送れるようにするトリートメント。
そもそも、このトリートメントの意図にズレているセラピストからしたら、拷問でしかないんです。
だって、何回も何回も「今、何でこれをやろうと思ったの?」「どうして、このアプローチになったの?」としつこく聞かれるから。
このトリートメントを学ぶと、自分自身がどんなトリートメントを組み立てて、どんなセラピーをしたいのか?
お客様(クライエント)と共有したい事はなんなのか?
その部分の回答が無いと、学ぶことができない内容でもあるんです。
だから、「どうやったら、いいでしょうか?」という質問が、
一番、時間がかかる。
自分自身のカラダの取り扱い説明書ができていないと、
トリートメントを組み立てる「想像」すらできない。
結果的に「技術」は必要ないんですよね。
動きの本質を理解したら、技術を学ぶ必要がない。
技術ではなく、本質を理解するためのナビゲーションをするのが、
私の仕事だ、と改めて思った。